電源開発、フィリピン「レイクマイニット水力発電所」の営業運転を開始

電源開発、フィリピン「レイクマイニット水力発電所」の営業運転を開始

(写真:レイクマイニット水力発電所)

電源開発株式会社(以下「Jパワー」、本社:東京都中央区、代表取締役社長 社長執行役員:菅野 等)は、フィリピン共和国の発電事業会社であるMarkham Resources Corporation※1(以下「MRC社」)とともに、事業会社Agusan Power Corporation(以下「APC社」)を通じてLake Mainit(レイクマイニット)水力発電所(24,900kW)を同国ミンダナオ島内に建設しました。

同発電所が2023年3月に営業運転を開始し、7月12日に記念式典が開催されました。

※1:同国で水産業を主とするFrabelle社とTSP Marine社が共同で運営する発電事業会社

記念式典には同国のマルコス大統領をはじめ多数の来賓を迎え、大統領からは営業運転開始に対する祝辞をいただきました。

電源開発、フィリピン「レイクマイニット水力発電所」の営業運転を開始
竣工記念式典の様子竣工記念式典の様子

同発電所は、北アグサン州電化協同組合(ANECO社)への信頼性の高い電力供給に努め、家庭・商業部門ともに増加を続ける同地域のエネルギー需要をサポートします。

Jパワーは、同国ミンダナオ島水力発電事業に2022年12月※2から参画しています。MRC社とは同発電所のほかに、事業会社Bukidnon Hydro Energy Corporation(以下「BHEC社」)を通じてBulanog Batang(ブラノグバタン)水力発電所(33,500kW、2029年営業運転開始予定)も開発を進めています。

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各発電所位置図各発電所位置図

ミンダナオ島には未開発の水力地点が多く残されていますが、電源の過半は依然として化石燃料由来です。Jパワーは、これらの開発を通じてミンダナオ島の電力供給をカーボンフリーへとシフトすることに貢献していきます。

Jパワーグループは、2021年2月に公表したJ-POWER “BLUE MISSION 2050″に掲げるカーボンニュートラルの実現に向けて、今後も国内外における再エネ事業のさらなる拡大に取り組むとともに、電力の安定供給と気候変動対応の両立に挑戦していきます。


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