【東北電力】
東北電力は、植物工場に関する優れた技術力や豊富なノウハウを有するプランツラボラトリ―株式会社(以下、「プランツ社」)と連携し、東北発の持続可能で安定した農業(サステナブル農業)の実現に向けて、「創・省エネ屋内農場システム」によるソリューションサービスを提供することを発表しました。
本システムは、プランツ社が有する「天候・自然災害に左右されない安定した栽培技術」や「小型で場所を選ばず設置できる独自の建屋構造、遮熱技術」と、東北電力が独自に開発した創エネ・省エネに有効な「exEMS(エグゼムズ)※1」を組み合わせ、電化による効率的なエネルギー管理を行うことで、環境に優しく、農業従事者や農作物にとっても快適な空間を創り出します。
現在、東北6県および新潟県において重要な産業である農業については、「農業従事者の減少・高齢化」「自然災害の激甚化に伴う被害規模の拡大」「気候変動による影響(不安定な生産量や品質)」など、農業の持続可能性に係る課題が顕在化しています。
また、スーパーなどの小売事業者では、環境負荷の少ない商品の流通・販売へのニーズが高まっている状況です。
こうした状況を踏まえ、以下の具体的なソリューションサービスを提供します。
① 地元農家への提案・サポート
【内容】
本システムの導入を提案するとともに、システム導入後には、小売事業者への販路拡大をサポートします。
【期待される成果】
農業従事者の作業負担を軽減するとともに、生産量・収入の安定化に貢献します。また、自然災害による農作物への被害も軽減することができます。
② 小売事業者等への提案
【内容】
本システムの導入による店舗または周辺施設での野菜等の生産・販売(店産店消モデルなど)を提案します。
【期待される成果】
年間を通じて、野菜の生産・販売量を安定させることができます。また、流通時におけるCO2排出量削減など、環境負荷を低減することができます。加えて、消費者に「無農薬のため安心して食べられる」「細菌が非常に少なく鮮度を維持できる」などの新たな付加価値を提供することができます。
こうしたソリューションサービスの提供を通じて、東北電力、プランツ社、小売事業者および地元農家が一体となって、諸課題を解決する「東北発のサステナブル農業」を展開し、スマート社会の実現にも貢献します。
なお、現在、東北電力とプランツ社では、本システムを導入した実証施設の設置準備を進めており、来春には栽培した野菜を出荷する予定です。本システムの有用性を実際に確認しながら、順次、ソリューションサービスの提供拡大を進めます。
※1 exEMS(エグゼムズ)
太陽光発電と蓄電池を組み合わせた分散型電源を活用するなど、エネルギーの「創」と「省」を組み合わせ、施設内のエネルギーを総合的に管理することで、最適なエネルギーの使い方を支援する当社独自のエネルギーマネジメントシステム
東北電力・本店ビル2階 実証試験スペース

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