山梨県とキッツ、P2Gシステムによるグリーン水素利用の基本合意書を締結

キッツ

山梨県(県庁:山梨県甲府市、知事:長崎幸太郎)と、株式会社キッツ(本社:千葉県千葉市、代表取締役社長:河野誠)は、米倉山電力貯蔵技術研究サイト(甲府市)の P2G システムで製造したグリーン水素を、キッツ長坂工場水素ステーション(北杜市)にて、化石燃料由来の水素に代えて利用することにより、自立分散型ェネルギー社会のエネルギー社会の構築に、先駆けて取り組むことについて合意したと発表しました。

P2G システムは、再生可能エネルギー等由来の電力を活用し、水を電気分解し水素を製造する技術であり、再生可能エネルギーの導入拡大と温室効果ガスの削減において 世界的に期待されています。山梨県では、NEDO (※)の委託事業として、民間企業と 共同で開発を行い、2021年6月から、米倉山に建設した P2G システムを稼働し、ここで製造したグリーン水素を県内で利用する社会実証も行っています。

今年度から新たに、山梨県が米倉山のP2Gシステムで製造したグリーン水素(年間 7, 200 Nm3 (予定))を、キッツ長坂工場へ輸送、同工場内の水素ステーションへ供給し、キッツが場内で使用する燃料電池フォークリフト等の燃料として利用する社会実証を開始します。

山梨県及びキッツは、相互に連携し、同県の恵まれた自然環境で生み出された電力と、先端技術を利用したP2Gシステムで製造した、米倉山産グリーン水素の普及と利用拡大を図ることにより、CO2 フリー水素のサプライチェーンの構築を更に進め、2050年までに温暖化ガスを実質ゼ口にするーボンニュートラル社会の実現に向け貢献します。

(※)国立研究開発法人新ェネルギー・産業技術総合開発機構

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