太陽石油、CO2を原料としたSAF製造に向けた研究を開始

ジェット機のエンジン

太陽石油株式会社(代表取締役社長 岡 豊)と株式会社CO2資源化研究所(代表取締役 湯川 英明、「UCDI社」)は、バイオジェット燃料の原料であるイソブタノール製造に関する共同研究契約を締結したと発表しました。

太陽石油は、2050年のカーボンニュートラル社会の実現に貢献すべく、バイオ原料の利用や生物機能を活用したサステナブルな燃料・化学品原料の供給に向けた検討を推進していきます。今後も、地球環境と調和した有望な事業領域の拡大に積極的に取り組みます。

◆共同研究の概要
共同研究を実施するUCDI社は、増殖速度が非常に速い「UCDI水素菌」を開発し、水素と二酸化炭素を原料としたイソブタノール生成に関する基盤技術・特許を有しています。本共同研究では、UCDI社の保有する基盤技術と太陽石油の石油精製に関する知見を融合し、水素と二酸化炭素を原料としたSAF(持続可能な航空燃料)製造の実証化に向けた技術開発を実施します。

◆共同研究の背景
世界的な脱炭素化に向けた対応が急速に求められる中、航空輸送分野においてもバイオマスや廃食油等を原料としたSAFの製造、供給が進められています。一方、これらの燃料は食糧との競合、水資源や地球環境保全への影響、原料確保等、様々な課題を有しており、大量生産には不向きな状況にあります。この解決方法として、二酸化炭素から燃料を製造するカーボンリサイクルへの期待が高まっています。



◆ 株式会社CO2資源化研究所/Utilization of Carbon Dioxide Institute Co., Ltd. ◆
本社/研究所 東京都江東区青海2-4-32 タイム24ビル15階
代表者 代表取締役 湯川 英明
設 立 2015年8月
資本金等 1億6,290万円

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