JERA、千葉県「なのはなパイプライン」の運用を開始へ

京葉ガスと大多喜ガス、千葉県「なのはなパイプライン」の運用を開始

京葉ガスは、JERA富津LNG基地と姉崎火力発電所を結ぶ「なのはなパイプライン」が完工し、6月から JERA により同パイプラインの運用が開始されることを発表しました。

「なのはなパイプライン」は、京葉ガスと大多喜ガスにより設立された、なのはなパイプライ株式会社が2018年から建設を進めてきた高圧幹線です。JERA富津LNG基地から姉崎火力発電所までの約31kmをつなぐパイプラインで、本年6月から運用を開始します。

運用開始以降、設備の安定かつ効率的な運営を実現するため、JERAがなのはなパイプライン株式会社から同パイプラインの運営事業を承継し、JERAが所有する発電用パイプラインと一体的に運用します。なお、なのはなパイプライン株式会社は、引き続き導管設備を保有します。京葉ガス、大多喜ガス、東京電力EPは、同パイプラインを利用し天然ガスの普及拡大に努めます。

5社は、同パイプラインの完成により、天然ガスの安定供給に貢献するとともに、地域社会およびお客さまの信頼と期待に応えていきます。

<参考情報>
なのはなパイプラインの概要
区間: JERA富津LNG基地~姉崎火力発電所
距離: 約31km
口径: 600mm

建設の目的
将来にわたり天然ガスを安定的に供給し、天然ガスを普及拡大するため

工事写真及びなのはなパイプラインの区間
工事写真

配管の敷設状況(小櫃川シールド工事)
配管の敷設状況(小櫃川シールド工事)


シールドマシン
(木更津シールド工事)

※シールド工法:河川横断等、掘削が困難な箇所を施工する方法であり、トンネルを築造しその中にガス管を敷設する。

なのはなパイプラインの区間
なのはなパイプラインの区間

これまでの経緯と今後の予定
2016年6月 新たなパイプライン建設の調査・検討の開始
2018年5月 なのはなパイプライン株式会社の設立
2018年6月 新たなパイプライン建設の工事着工
2022年5月 新たなパイプライン「なのはなパイプライン」の完工
2022年6月 「なのはなパイプライン」の運用開始


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