関西電力、長野県「南木曽吾妻発電所」(水力発電)の営業運転を開始

関西電力、長野県「南木曽吾妻発電所」(水力発電)の営業運転を開始

関西電力は、7月19日、木曽川水系の山口ダムの河川維持流量※1 を利用した「南木曽吾妻(なぎそあづま)発電所」(発電出力:640kW)の営業運転を開始したと発表しました。

同発電所は、関西電力では3番目の維持流量発電所であり、関西電力の維持流量発電所では出力が最大の発電所となります。2020年8月から建設を進め、同社では「出し平発電所」以来となる約7年ぶりの新規水力発電所の営業運転開始となります。

同発電所は、年間発電量が約450万kWhであり、一般家庭に換算して約1,400世帯分※2の使用量に相当します。

関西電力グループは、2040年までに国内における再生可能エネルギーの500万kWの新規開発、900万kW規模の累積開発を目標に取り組んでおり、今後も引き続き、ゼロカーボン社会の実現に向けて、水力電源の最大限の活用に取り組みます。

※1: ダム下流の景観の保全等、河川環境の維持のために放流する必要流量
※2: 関西電力・従量電灯Aの平均的なモデルの使用量を260kWh/月として算定。


<南木曽吾妻発電所の概要>
 発電所名   : 南木曽吾妻発電所
 事業者    : 関西電力株式会社
 所在地    : 長野県木曽郡南木曽町
 発電出力   : 640kW
 発電電力量  : 約450万kWh/年
 CO2削減量 : 約1,900t/年
 水系・河川名 : 木曽川水系木曽川
 発電所形式  : ダム式(維持流量発電)
 有効落差   : 27.75m

※2020年度の全国平均CO2排出係数(0.433kg-CO2/kWh)を用いて算定。



関西電力、長野県「南木曽吾妻発電所」(水力発電)の営業運転を開始
位置図

関西電力のホームページへ



【 過去記事 】 水力発電所


【 最新記事 】 水力発電所