【ASF】
双日株式会社は、電気自動車(EV)の企画、開発、製造および販売、バッテリーリース事業などをおこなうスタートアップ企業である ASF 株式会社(エーエスエフ社)と、モビリティ(流動性、移動性)を中心とした新しいエネルギー社会のシステム構築を目指し業務提携契約を締結するとともに、第三者割当増資を引き受け、同社に出資しました。
ASF 社は、2020年6月、日本国内での EV の普及促進を目指してファブレスメーカー(※1)として設立され、3 つの具体的な社会変容をもたらすビジネスモデルを提案する会社です。
① 「所有から利用へ」従来にはないEV車の提案
② 再生可能エネルギーを最大限に活用した車社会の提案
③ 社会課題となっている物流のラストワンマイル問題の解決を、脱炭素化といった環境面からサポートするための提案
また、同社は佐川急便株式会社と物流業者向けに特化した小型EVの独自共同開発および実証実験を開始する基本合意をするなど、B to B 企業のニーズを満たす EV 開発を進め、2021 年度に量産車の開発を計画しています。
将来的には再生可能エネルギーを用いた EV とクラウドプラットフォーム(※2)による情報の可視化を通して、ユーザーに「安全性」・「収益性」・「効率性」の 3 つの指標を提供し、ユーザー業務の効率化を支援することを目指しています。
双日は 2019 年度から発想の力でビジネスを実現していく「発想×双日 Hassojitz(ハッソウジツ)」プロジェクトを立ち上げ、社内公募を通じて集まった若手社員らが中心となり、2050 年の未来に向けた事業作りに取り組んでいます。「EV を活用したビジネスの創出」は「ハッソウジツ」プロジェクトを通じて実現した第一号出資案件です。
双日は本提携を通して、双日グループ企業とも連携しながら、ASF 社の戦略的パートナーとして機能補完関係を築き、再生可能エネルギー由来の電力供給や EV充電インフラの整備、RE100/EV100 企業(※3)などへの競争力のある EV サービスの提供を進めていくことで、ASF 社のビジネスの発展をサポートしていきます。
双日と ASF は本提携を通じて、双日の多様なビジネスを展開する知見やノウハウと、ASF の技術力を融合させ、地球環境に配慮した交通社会の実現と経済成長を両立させる新たな社会インフラを創造し、豊かで持続可能な脱炭素社会の実現を目指します。
(※1)
ファブレスメーカー:自社製品製造のための自社工場を持たないメーカーのこと
(※2)
クラウドプラットフォーム:EV などの移動体に IoT 機器や通信機能を付加し、リアルタイムに情報やサービスを提供するシステムのこと。
(※3)
RE100:企業が自らの事業に使用する電力を 100%再生可能エネルギーで賄うことを目指す、国際的なイニシアティブ。
EV100:企業による電気自動車の使用や環境整備促進を目指す国際イニシアティブ(2017年 9月発足)。
会社名 | 双日株式会社 |
設 立 | 2003年4月 |
代表者 | 代表取締役社長 藤本昌義 |
資本金 | 160,339 百万円(2020年9月30日現在) |
所在地 | 東京都千代田区内幸町 2-1-1 |
事業内容 | 総合商社として、自動車やプラント、航空、医療インフラ、エネルギー、金属資源、化学品、食料、農林資源、消費財、工業団地などの各分野において、物品の販売及び貿易業をはじめとして、国内および海外における各種製品の製造・販売やサービスの提供、各種プロジェクトの企画・調整、投資、ならびに金融活動などグローバルに多角的な事業をおこなう |
会社名 | ASF株式会社 |
設 立 | 2020年6月 |
代表者 | 代表取締役社長 飯塚 裕恭 |
資本金 | 15 百万円(2020年6月1日時点) |
所在地 | 東京都港区赤坂 1 丁目 14-5 アークヒルズエグゼクティブタワーS403 |
事業内容 | EV の企画、開発、製造および販売、バッテリーリース事業 他 |
既存株主 | 会社役員、台湾プラスチックグループ、株式会社 FOMM |
パートナー企業 | 佐川急便株式会社(2020年6月に、小型電気自動車の共同開発を開始する基本合意を締結) |

2021/2/16

2021/1/15

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