岐阜県・明知鉄道、高純度バイオディーゼル燃料「B30」使用の実証試験を開始

岐阜県・明知鉄道、高純度バイオディーゼル燃料「B30」使用の実証試験を開始

ケイナンクリーン株式会社はCO2排出削減への取り組みとして、岐阜県恵那市の鉄道会社 明知鉄道株式会社の協力の下、明知鉄道が保有する気動車に、ケイナンクリーンが製造する「高純度バイオディーゼル燃料*1 (リーゼル)」を濃度30%で軽油に混合した「B30燃料」を使用する実証試験を2022年12月1日より、開始すると発表しました。この取り組みは国内でも非常に稀な事例です。また、同年2022年12月3日には記念セレモニーも行います。

■高純度バイオディーゼルを使用した鉄道実証試験開始セレモニー
 開催日時 : 2022年12月3日 土曜日 午前10時から
 開催場所 : 明知鉄道株式会社 本社横1番線 (アケチ14号車両)
        〒509-7705 岐阜県恵那市明智町469番地の4
 主催者  : 明知鉄道株式会社
        一般社団法人 高純度バイオディーゼル燃料事業者連合会

同実証試験については、一般社団法人高純度バイオディーゼル燃料事業者連合会*2 が実施主体となり、試験車両に与える影響などのデータ収集を行います。

今回の取り組みにより、軽油1リットルを「リーゼルB30燃料」に代替するごとに、CO2排出量を軽油使用に比して30%CO2削減する効果を見込めます。また、この取り組みでは地域の廃食用油を回収し、利用することで、地産地消エネルギーを精製・活用し、地域循環型社会の構築を推進し、SDGs活動を強力に後押しします。同社は、今後も「高純度バイオディーゼル燃料」を活用したCO2排出量削減に向けた取り組みを各方面で推進し、脱炭素社会の実現に貢献します。

*1 廃食用油・植物油を原料とするバイオディーゼル燃料(軽油代替燃料)。バイオディーゼル燃料の成分である脂肪酸メチルエステル(FAME)の精製純度を99.9%という極限まで高純度・高品質化したバイオ燃料。 FAMEの原料である植物が成長過程でCO2を吸収していることから、カーボンオフセットの概念によりCO2をゼロカウントにすることが出来るカーボンニュートラル燃料のこと。

*2 高純度バイオディーゼル燃料の製造量拡大・普及・利用の拡大と推進を目指し結成された団体。全国約60社の参加により運営。(建設業、廃棄物処理業、燃料製造業など)

■実証実験について
 1. 期間
   2022年12月1日 ~ 2023年11月30日(1年間)

 2. 試験場所
   明知鉄道株式会社 恵那駅=明智駅 区間にて

 3. 実験内容
   「高純度バイオディーゼル燃料 30%混合」で使用するリーゼルB30燃料を気動車に使用

 4. 対象車両
   気動車10形アケチ14号車両(B30 燃料使用)1台

■会社概要

ケイナンクリーン株式会社は⾃治体の許認可を受けた正規の廃棄物処理業です。岐⾩県恵那市で30年以上、ゴミ処理・ 廃棄物回収を⾏っており、リサイクルノウハウを⽣かして天然アルカリ洗剤「グリポン」を開発。現在は「グリポン」の 販売も⾏っています。

ケイナンクリーン株式会社
岐⾩県恵那市岩村町富⽥2535番地の1
https://www.keinan-clean.com/

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