【 京都フュージョニアリング株式会社 】
京都フュージョニアリング株式会社は、シリーズCラウンドで総額105億円の資金調達を実施しました。同シリーズCでは、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社をリード投資家として、既存投資家に加え、新規投資家11社の合計17社を引受先とした105億円の調達を実施しました。これにより、同社の累計資金調達額は122億円となります。
今回の資金調達によって獲得した資金と、投資家の持つ知見を活用して、主力製品である核融合炉周辺装置やプラントの研究開発を加速させていきます。加えて、米国・英国を拠点とした事業拡大をさらに強化し、世界におけるいち早いフュージョンエネルギーの実現と産業化に向けて邁進します。また、企業規模の拡大に伴い、ガバナンス強化にも取り組み、健全な企業経営に努めます。
【フュージョンエネルギーの現在地】
太陽や恒星が輝くエネルギー源であるフュージョンエネルギーは、エネルギー問題と地球環境問題を同時に解決する次世代エネルギーとして期待されています。国際プロジェクトとして進められているITER計画に加え、近年では諸外国で民間投資が増加したことにより、フュージョンスタートアップによる研究開発も加速し、フュージョンエネルギーの早期実現と産業化に向けた動きが活発化しています。 日本でも、2022年9月より「核融合戦略有識者会議」が開催されており、今年4月14日には政府の統合イノベーション戦略推進会議が「フュージョンエネルギー・イノベーション戦略」を決定し(※1)、産業化の推進と実用化を加速させる方針が打ち出されました。 |
【京都フュージョニアリングの取り組み】
当社は、核融合炉周辺およびプラントに必要な機器・システムの研究開発を担うプラントエンジニアリング企業です。核融合炉およびフュージョンエネルギーの実現を目指す企業・研究機関と協業し、フュージョンエネルギーの産業化に向けて事業を推進しています。またフュージョンエネルギーにおける機器、部材等の国内外でのサプライチェーン網を構築するべく、様々なステークホルダーとの協業を開始しています。 |
【資金調達の概要】
シリーズC調達額:
105億円(累計調達額:122億円)
主な新規株式引受先(リード投資家、以降は五十音順):
・ | JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社 |
・ | 株式会社INPEX |
・ | SMBCベンチャーキャピタル株式会社 |
・ | 株式会社MOL PLUS |
・ | 合同会社K4 Ventures(関西電力グループ) |
・ | Coral Capital |
・ | ジャパン・コインベスト4号投資事業有限責任組合 / 三井住友トラスト・インベストメント株式会社 |
・ | ジャフコ グループ株式会社 |
・ | DBJキャピタル株式会社 |
・ | 電源開発株式会社(J-POWER) |
・ | 日揮みらい投資事業有限責任組合 / 日揮株式会社 |
・ | 日揮みらい投資事業有限責任組合 無限責任組合員 / グローバル・ブレイン株式会社 |
・ | 三井物産株式会社 |
・ | 三菱商事株式会社 |
・ | 三菱UFJキャピタル株式会社 |
・ | 株式会社三菱UFJ銀行 |
調達目的:
・ | 研究開発投資の加速 |
・ | グローバルに活躍するトップレベルエンジニアやビジネスパーソンの採用 |
・ | 大型案件受注・事業拡大に伴う運転資金の確保 |
【共同創業者・代表取締役 長尾 昂からのコメント】
2019年の創業以来、「フュージョンエネルギー産業を創る」という強い想いを胸に、多くの方々からのご支援、ご協力を賜りながら歩んでまいりました。今回のシリーズCでも当社事業の成長性を高く評価いただけたことに感謝申し上げるとともに、17もの企業から100億を超える規模の資金調達を実施できたことは、フュージョンエネルギーの早期実現とその産業領域に対するグローバルビジネスの推進に対する期待の表れと受け止めております。様々な業界の株主の皆様がパートナーとして当社事業に期待をしてくださることを心強く思うとともに、改めて身を引き締めて事業に取り組んでまいる所存です。 フュージョンエネルギーの実現は、当社だけで達成することが困難であり、企業、研究機関、投資家をはじめとする様々なステークホルダーの皆様の中長期的なご支援・ご協力が必要不可欠です。今回の調達で様々な業界との接点をいただいたことから、これまでにない新たな知見を活かしつつ、フュージョンエネルギーの早期実現に向けてさらに事業を加速してまいります。 |
【既存投資家】(五十音順)
・ | 京都大学イノベーションキャピタル株式会社 |
・ | 株式会社Coral Capital |
・ | JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社 |
・ | ジャフコ グループ株式会社 |
・ | 大和企業投資株式会社 |
・ | DBJキャピタル株式会社 |
・ | 日揮みらい投資事業有限責任組合 |
【京都フュージョニアリング株式会社について】
同社は、京都大学の長年にわたる核融合研究の成果に基づき2019年に設立された、核融合特殊プラント機器の開発に特色を持つエンジニアリング企業です。
プラズマ加熱装置、熱取り出しブランケット、高性能熱交換器、水素同位体ポンプを始めとした先端核融合工学分野において世界有数の技術力を有しており、英国原子力公社を始め全世界の核融合研究開発機関・企業を顧客に持ちます。
日本のものづくり力を結集し、革新的なエンジニアリングソリューションを世界に提供することで、人類に究極のクリーンエネルギーを提供し、フュージョンエネルギーという新たな世界市場の創出を目指しています。
<会社概要>
会社名 | 京都フュージョニアリング株式会社 |
設立 | 2019/10/01 |
事業内容 | 核融合炉関連装置・システムの研究開発およびプラントエンジニアリング |
代表者 | 代表取締役 長尾 昂(ながお たか) |
社員数 | 85名 (2023年4月30日時点、派遣・業務委託・海外子会社含む) |
所在地 | 東京都千代田区大手町(東京オフィス) |
・京都府宇治市五ケ庄(研究拠点・京都大学宇治キャンパス内) | |
・英国バークシャー州レディング(英国子会社オフィス) | |
・米国ワシントン州シアトル(米国子会社オフィス) | |
HP | https://kyotofusioneering.com/ |
採用ページ | https://kyotofusioneering.com/joinus |
ブログ | https://kyotofusioneering.com/news_category/blog |
※1 | 内閣府「統合イノベーション戦略推進会議(第15回)」 https://www8.cao.go.jp/cstp/tougosenryaku/15kai/15kai.html |

2023/7/18

2023/7/12

2023/7/12

2023/7/7

2023/7/6

2023/7/6

2023/7/5

2023/7/5

2023/7/4

2023/7/4

2023/7/3

2023/7/3

2023/6/30

2023/6/30

2023/6/29