【 沖縄電力株式会社 】
沖縄電力株式会社は、2050 年 CO2 排出ネットゼロの実現に向けて「再エネ主力化」と「火力電源の CO2 排出削減」を柱とするロードマップを掲げ各種施策を推進する中、火力電源の CO2 排 出削減に寄与する重要な施策の一つとして、クリーン燃料の利用拡大に向けた水素混焼発電 について取り組んできました。
この度、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)が公募す る「水素社会構築技術開発事業/地域水素利活用技術開発/地域モデル構築技術開発」に応募し、「実商用系統を用いた調整力電源の水素混焼運用技術開発と沖縄地域水素利活用モデ ル構築」が採択されました。
同事業では、再エネ導入拡大に伴い重要となる調整力火力電源の脱炭素化を目指し、吉の 浦マルチガスタービン発電所において水素混焼発電試験を行います。
具体的には、小規模独立系統である沖縄エリアの実商用系統を実証フィールドとして、調整力電源としての水素混焼発電運用技術を開発します。また、水素の供給については、沖縄 県内の未利用副生水素などの活用を検討し、地域資源の有効活用による地産地消型の水素 供給利活用モデル構築を目指します。
水素混焼発電試験開始は 2023 年度末~2024 年度 上期を見込んでおり、国内事業用既設火力発電所における水素混焼(体積比 30%規模)とし ては全国に先駆けた※ 取り組みとなる見込みです。
同事業を通して得られる成果は、沖縄エリアと類似する国内外の島嶼部やマイクログリッド を志向するエリアへの展開、更には産業用途を含めた既設設備の水素混焼化モデルとしての確立など、国内外の早期のカーボンニュートラル推進に寄与する技術開発となることが期待できます。
沖縄電力は、沖縄エリアにおける水素利活用のファーストムーバーとなることで水素社会構築 に積極的に寄与するとともに、持続可能なエネルギーシステムを構築し、安定供給と地球温 暖化対策の両立に向けた取り組みを進めます。
※ | 同社調べ(国内事業用既設火力発電所における水素混焼実証(体積比 30%規模)として) |
<事業実施期間> 2023 年度~2025 年度
<参考>NEDO ホームページ https://www.nedo.go.jp/koubo/SE3_100001_00041.html

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