観光型高速クルーザー SEA SPICA(シースピカ)で、次世代バイオディーゼル燃料の技術調査を実施

SEA SPICA

独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(理事長:河内隆、「鉄道・運輸機構」)と株式会社ユーグレナ(代表取締役社長:出雲充)は、瀬戸内海汽船株式会社(代表取締役社長:仁田一郎)および西日本旅客鉄道株式会社(代表取締役社長:長谷川一明、「JR西日本」)と連携のもと、11月12日(金)、広島・宇品港(広島市)において、次世代バイオディーゼル燃料(「サステオ」)を用いた観光型高速クルーザー「SEA SPICA(シースピカ)」試験航行(技術調査の一部公開)を実施したと発表しました。

今回の試験航行は、内航船舶におけるバイオ燃料の利用可能性を探るため、通常使用している燃料(軽油)の一部にバイオ燃料を加えて実際に航行させることで、航行時の性能等に関する確認を行うためのものであり、今後、内航船舶へのバイオ燃料利用の可能性が高まることが期待されます。

鉄道・運輸機構とユーグレナ社は、SDGsの理念に基づき2021年7月7日に両者間で「包括連携に関する基本合意書」を締結しています。この基本合意書に基づく連携取組みの第一弾として、この度、瀬戸内海汽船およびJR西日本と連携のもと、観光型高速クルーザー「SEA SPICA(シースピカ)」に燃料(軽油)の一部にサステオを用いて技術調査を行うことによって、航行時の性能、燃料消費及びエンジンへの影響の確認を行いました。

ユーグレナ社ではこれまで、第三者機関による燃料の性状検査や各種の導入実績からサステオの安全性などを確認してきましたが、今回実施した技術調査によって、内航船舶やディーゼルエンジンにおけるサステオの軽油代替性に関する信用が一層高まり、結果として内航海運業界その他分野でのバイオ燃料利用の可能性が高まることが期待されます。

同社は、今後も関係者連携のもと、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指していくことで、地球社会全体に貢献します。



sea spica
サステオ給油の様子

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