商船三井、次世代石炭船「EeneX」第2船に “HOKULINK(ほくリンク)” と命名

商船三井、次世代石炭船「EeneX」第2船に “HOKULINK(ほくリンク)” と命名

株式会社商船三井(社長:橋本剛、本社:東京都港区)は、同社が運航する北陸電力株式会社(社長:松田光司、本社:富山県富山市)向け次世代石炭船 “HOKULINK(ほくリンク)” の命名式が5月30日に株式会社大島造船所(社長:平賀英一、本社:長崎県西海市)にて挙行されたと発表しました。

北陸電力の松田代表取締役社長、商船三井の池田代表取締役会長をはじめ多くの関係者が出席する中、北陸電力松田社長により “HOKULINK” と命名され、無事に支綱切断も行われました。

“HOKULINK” の船名は、北陸電力の地域会員サービス名の「ほくリンク」に由来し、同船の運航を通じて、北陸地域のつながりを強め、北陸地域がリンクして発展していきたいという思いが込められています。また、北陸地域のお客さまをはじめ、ステークホルダーとの連携を強め、事業を発展させていくとの決意も込められています。同船は、6月14日に竣工後、北陸電力向けの専用船として、就航中の “ENERGY PROMETHEUS(エナジープロメテウス)” と共に、同社の石炭火力発電所向け海外炭輸送の一翼を担い、持続的かつ安定的な電力供給に貢献します。

同船は、ドライバルク船の船型開発に知見があり建造経験豊富な国内造船所と、商船三井の運航と荷役に関する経験とノウハウを集結して設計した次世代型石炭船「EeneX(イーネックス)」(註1)の第2船です。ダブルハル構造を採用することで、貨物ホールドへのバラスト水漲水を不要とし、海中への汚水排水リスクの軽減、貨物への塩分・錆などの混入リスクの軽減を図っています。また、SOxスクラバーを搭載し、環境負荷の低い輸送を実現します。

商船三井は、日本の重要なエネルギーリソースを安全且つ安定的に、環境負荷を抑えて輸送し、お客様と環境にとって最適で「ストレスフリー」な輸送サービスを提供していきます。

【 “HOKULINK(ほくリンク)” 概要 】

全長:234.96m
全幅:38.00m
型深:20.05m
載貨重量:89,999トン

(註1) 【EeneXの主な特徴】
1. 貨物ホールドにダブルハル構造を採用
2. 貨物ホールドの形状にセミボックスシェイプ型を採用
3. 貨物ホールドのバラスト水兼用ホールドを廃止

EeneX(イーネックス)には、開発のキーワードとなった様々な以下「E」と、相乗効果を表現する“X”を組み合わせ、引き続き石炭火力発電の一翼を担い世界のエネルギー(“ene”)普及に貢献したいとの思いが込められています。

(1) 効率性・・・・・・Efficient
(2) 安全性・・・・・・Ease
(3) 環境・・・・・・Ecological
(4) 経済性・・・・・・Economical
(5) 進化・・・・・・Evolve

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