【ニチコン】
ニチコン株式会社は、太陽光で発電した電気を自家消費するために最適で、全負荷および 200V 対応の単機能蓄電システムの新製品を開発し、市場導入すると発表しました。
同社は 2012 年に家庭用蓄電システムを業界に先駆けて開発・市場導入して以来、家庭用蓄電システムのリーディングカンパニーとして累計で 8 万 7 千台以上を販売してきました(2020 年 12 月現在)。
また、本システムを 3 月 3 日(水)~5 日(金)東京ビッグサイトで開催される「第 11 回 国際スマートグリッド EXPO」に出展する予定です。
開発背景
政府が新たに掲げた日本の温室効果ガス排出を「2050 年に実質ゼロ」という目標を実現するために、「2050 年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」では、蓄電池産業を成長分野としてあらゆる政策を盛り込んだ実行計画も策定されており、再生可能エネルギーの活用に必要不可欠な蓄電システムは益々重要なアイテムになってきています。
さらに、2030 年代半ばまでに乗用車新車販売で電動車 100%という目標が掲げられ、EV シフトの加速に伴い V2H システムの需要は急速に拡大していきます。
また、昨今多発している台風、ゲリラ豪雨や地震などの災害時の停電にも照明、冷蔵庫、テレビ、携帯電話充電器、さらに最近ではエアコンや IH 調理器などの 200V 家電も使えるようにして、非常時の備えもしたいというニーズがあります。
特 長
~電気の家産家消に最適なフラッグシップモデル ESS-U4X1 とスタンダードモデル ESS-U4M1の大容量単機能蓄電システム~
ESS-U4X1 は 16.6kWh、ESS-U4M1 は 11.1kWh と大容量を活かし、全負荷分電盤を通じて、「家まるごと」電力供給ができます。停電になると瞬時に自動で蓄電システムからの給電に切替わり、家じゅうのコンセントから電力供給が可能。200V のエアコンや IH 調理器も使用できます。また、停電時も太陽光パワコンを 200V の連系運転のまま動作させることができるため、切替不要で太陽光発電の能力を最大限活用できます。
さらに、同社 V2H システムを併設することで、V2H システムとの自動連携運転が可能。停電時には蓄電システムと V2H システムを合わせて最大 9.0kVA の電気が家庭に給電でき、昼間であれば太陽光発電の電気も同時に供給できます。
また、太陽光発電量や蓄電充放電量などの運転状況が室内リモコンで確認、制御できるため使い勝手も良く、将来期待されるDR(デマンド・レスポンス)やVPP(バーチャル・パワー・プラント)などの新サービスにも対応しやすい特長があります。
■発売開始予定
2021 年 4 月
■目標販売台数
2モデル合計:18,000 台/年
■希望小売価格
大容量フラッグシップモデル ESS-U4X1:¥4,500,000 (税抜)
スタンダードモデル ESS-U4M1:¥3,700,000 (税抜)

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