京都大学にゼロカーボンバイオ産業創出の基盤となるデモプラントが完成

京都大学

三井住友建設株式会社は、京都大学大学院工学研究科の沼田圭司教授(理化学研究所環境資源科学研究センターバイオ高分子研究チーム・チームリーダー)らによる研究開発プロジェクトに共同参画し、京大桂キャンパス内に海洋性光合成細菌培養デモンストレーションプラント(デモプラント)を完成させ稼働を開始したと発表しました。

同デモプラントでは、二酸化炭素と窒素の固定を行う海洋性光合成細菌の大量培養が可能となります。光合成細菌を用いたバイオプラスチック、タンパク質等のバイオ高分子の生産や、その過程で生じる光合成代謝産物を利用した農業用窒素肥料、水産養殖用飼料の開発も進めてきましたが、同デモプラントを有効活用し、光合成細菌による二酸化炭素・窒素固定技術をスケールアップしていくことで、ゼロカーボン製品の開発を加速する狙いです。

また、これらの研究開発を通じ、地球規模での環境問題解決への取り組みを進めると同時に、地域の産業活動に根ざしたゼロカーボンバイオ産業創出の基盤形成となることが期待されます。

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