日本板硝子、カナダの事業所にグループ初の蓄電システムを設置

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日本板硝子株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長兼CEO:森重樹、以下「NSG」)は、エネルギー消費量とCO2排出量の削減の施策の一環として、Convergent Energy + Power社(本社: 米国、CEO: Johannes Rittershausen、以下、「Convergent」)と提携して、同社グループ初の蓄電システムをカナダオンタリオ州のコリングウッド事業所に設置したと発表しました。

これは、蓄電システム開発企業とガラス製造工場が相互に恩恵を受ける、同社グループにとっての初の試みです。

出力5MW、容量10MWhのこの蓄電システムは本年上半期からフル稼働しており、Convergent の独自ソフトウエアであるPEAK IQ®を使用して、最もコストが高くまたCO2排出量の大きい、送電網電力の消費ピーク時間帯に、工場の電力消費を低減することができます。

このシステムは、新型コロナウイルス感染症が拡大中であった2020年後半~2021年前半の冬期に設置が行われたため、とりわけ厳しい安全基準を徹底的に遵守しながら工事が進められました。最大 450,000 カナダドル/MW の削減目標を達成することを目指して、Convergentは、サプライチェーンの大幅な混乱を様々な工夫で乗り切り、また地元の企業と協力することで新型コロナウイルス感染症による人々の移動制限の中でも遅滞なく工事を進めました。

これは、コリングウッドの地域社会とオンタリオ州によるより効率的で持続可能な電力グリッド整備の取り組みを支援するというNSGグループのコミットメントの一環でもあります。NSGグループは、新型コロナ感染症拡大の中、蓄電システムを迅速かつ安全に立ち上げた、設計から建設にわたる Convergent の専門性を高く評価しています。

NSGグループは、中期ビジョン「高付加価値の『ガラス製品とサービス』で社会に貢献するグローバル・ガラスメーカーとなる」を掲げ、3年間の中期経営計画「リバイバル計画24」において、年率2%のCO2排出量削減に取り組んでいます。これにより、2030年のCO2排出量(スコープ1および2)を2018年対比で21%の削減を達成し、また将来のカーボンニュートラルの達成に向けた、より具体的な道筋を早期に示していきたいと考えています。

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