【東京ガス】
株式会社ノリタケカンパニーリミテド(社長:加藤 博、以下「ノリタケ」)、東京ガス株式会社(社長:内田 高史、以下「東京ガス」)、および東京ガスエンジニアリングソリューションズ(社長:小西 康弘、以下「TGES」)は、特殊セラミックラジアントチューブバーナを採用した世界初の水素燃焼式リチウムイオン電池(以下「LiB」)電極材用連続焼成炉*1「C-SERT-RHK-Nero*2」(以下「Nero」:ネロー)を開発したと発表しました。
Neroは、ノリタケの焼成炉技術*3と東京ガス・TGESの水素燃焼技術*4の融合により生まれた製品で、焼成時のゼロカーボンを実現する革新的な装置です。
Neroは、近年需要が急速に高まっているLiB電極材の製造工程で求められる高温域(1,000℃以上)での安定した熱処理を、水素を燃料として行います。水素専焼による高温焼成は、CO2が発生しない一方、特に狭空間においてNOX(窒素酸化物)の発生抑制、安定した加熱などに課題がありましたが、3社の技術を組み合わせることで、商品化を実現しました。
ノリタケ、東京ガス、TGESは、Neroの高効率な加熱技術を、LiB電極材に限らず、高温域での安定した熱処理が求められる自動車(ホットスタンプ等)や5G向け電子部品などの用途にも応用し、さまざまな製品の加熱工程の脱炭素化に貢献します。
*1:ローラー搬送により連続で、設定された温度環境の中を製品が通過することで高品質な熱処理を行う焼成炉
*2:C-SERT-RHKの水素燃焼型
C:セラミック、SERT:シングルエンドラジアントチューブバーナ、RHK:連続焼成炉
Nero(ネロー):ギリシャ語で水の意味(水素燃焼型)
*3:LiB電極材用焼成炉で世界屈指の実績
食器製造で培った、ローラーハースキルンによる均一、高速、雰囲気制御加熱技術
高品質、大量生産に欠かせない設備技術で、先端産業の発展に貢献
*4:日本における省エネバーナのパイオニアとして、リジェネバーナやセラミックラジアントチューブバーナ(C-SERT)などを開発1,200本の販売実績

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