伊藤忠、NESTE社製の石油代替航空燃料(SAF)の日本向け独占販売契約を締結

伊藤忠

伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、社長COO:石井敬太)は、世界最大の再生可能資源由来の燃料(以下「リニューアブル燃料」)メーカーであるNeste OYJ社(本社:フィンランド、CEO:Peter Vanacker、以下「NESTE社」)グループとの間で、NESTE社が生産する持続可能な石油代替航空燃料(Sustainable Aviation Fuel(以下「SAF」)であるNeste MY Sustainable Aviation FuelTMに関する日本市場向け独占販売契約を締結したと発表しました。伊藤忠商事は羽田空港及び成田国際空港にて、本独占販売契約に基づいたSAFの供給を開始します。

2021年12月、政府は航空分野の脱炭素に向けた工程表をまとめ、その中で「2030年までに本邦航空会社による航空燃料使用量の10%をSAFに置き換える」という数値目標を公表しております。その目標実現に向けては、日本国内におけるSAF生産事業を加速させると同時に、欧米にて既に実績のあるSAFを最大限活用することが必要と位置付けられています。

同契約は世界最大のリニューアブル燃料メーカーであるNESTE社と強固なパートナーシップを構築、両社の強みを活かした連携を行い、世界的に供給不足が予測されるSAFを戦略的に日本へ確保し、日本に就航する国内外の航空会社へ安定供給を行うことで、航空業界における脱炭素化実現への貢献を目指すものです。

伊藤忠商事とNESTE社は、2020年に全日本空輸株式会社と3社協働で、SAF輸入・品質管理から空港搬入までの一連のサプライチェーン構築、SAFの日本初となる商用フライト規模での供給を実現しました。また、2021年6月から陸上輸送分野でリニューアブルディーゼルの日本国内での供給を開始、供給規模を拡大しており、今後もパートナーシップを活かした循環型低炭素社会の実現に向けて取り組みます。

伊藤忠商事は、中期経営計画の基本方針のひとつに『「SDGs」への貢献・取組強化』を掲げており、今後もリニューアブル燃料の日本及びアジア市場での導入・普及に取組み、サーキュラーエコノミー及び脱炭素社会・持続可能な社会の実現に向けた課題の解決を目指します。


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