Jパワー、北海道三笠市の水力発電所「熊追発電所」の営業運転を開始

熊追発電所全景(2022 年 4 月 11 日撮影)

電源開発株式会社(以下「Jパワー」、本社:東京都中央区、代表取締役社長 社長執行役員:渡部 肇史)は、北海道三笠市で進めている新桂沢・熊追発電所更新計画のうち熊追発電所の更新工事を完了し、同発電所の営業運転を開始したと発表しました。

今回の工事は、国土交通省北海道開発局による幾春別川総合開発事業の一環として、治水機能向上を目的とした桂沢ダムのかさ上げを行うことに伴い、熊追発電所もかさ上げを実施し、併せて設備の更新を行ってきたものです。同工事により、熊追発電所の最大出力は 4,900 kW から 5,100 kW に増加します。

同発電所の運転開始により、Jパワーが保有する水力発電所の最大出力合計は 8,560,569 kW となりました。

同じく新桂沢・熊追発電所更新計画のうち、2019 年 4 月に着工した新桂沢発電所については、2022 年 5 月中の営業運転開始を目指しています。この工事により、新桂沢発電所の最大出力は 15,000 kW から 16,800 kW に増加します。

Jパワーグループは、これまでの全国各地における水力発電所運営の経験と実績を踏まえ、2021 年 2 月 26 日に J-POWER “BLUE MISSION 2050” で掲げたカーボンニュートラルの実現に向け、水力発電をはじめとした再生可能エネルギー事業の持続的な開発と安定運転に努めます。



◆ 発電計画の概要 ◆
熊追発電所(既設) 熊追発電所(更新)
所在地 北海道三笠市 同左
最大使用水量 4 ㎥/s 同左
最大出力 4,900kW 5,100kW
着 工 1956 年 4 月 2018 年 4 月
運転開始 1957 年 10 月 2022 年 4 月
桂沢発電所(廃止) 新桂沢発電所(新設)
所在地 北海道三笠市 同左
最大使用水量 23.5 ㎥/s 同左
最大出力 15,000kW 16,800kW
着 工 1955 年 9 月 2019 年 4 月
運転開始 1957 年 9 月 2022 年 5 月(予定)


位置図
位置図

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