東芝エネルギーシステムズなど、ポーランドのバッテリーメーカーと新型水素燃料電池システムを開発へ

東芝エネルギーシステムズなど、ポーランドのバッテリーメーカーと新型水素燃料電池システムを開発へ

ポーランドのバッテリーシステム製造を行うImpact Clean Power Technology社(以下「Impact社」)、伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太)の100%子会社である伊藤忠プランテック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 清水 伊知郎)、東芝エネルギーシステムズ株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:四柳 端、以下「東芝ESS」)は、バスをはじめとするヘビーデューティー向け水素燃料電池システム開発に向けた具体的な活動に着手したと発表しました。

3社は、昨年締結した覚書に基づき、東芝ESS製の耐久性・安定性に優れた固体高分子形水素燃料電池スタックを搭載したバス向け水素燃料電池システム開発の検討を行ってきました。今回、東芝ESSの固体高分子形水素燃料電池スタックがImpact社へ出荷され、Impact社は最初のアプリケーションとして、バス向け水素燃料電池システムの動作検証を開始します。

Impact社は、欧州におけるモビリティ、ロボット、定置用エネルギー貯蔵向けバッテリーシステムのリーディングメーカーです。東芝ESS製の高耐久水素燃料電池スタックと、Impact社のシステム設計・製造能力を合わせることで、Impact社は従来の約2倍の寿命を持つモビリティ向け水素燃料電池システムの早期製品化を目指します。また、将来的にはトラック、鉄道、船舶向けへの適応の可能性も検討していきます。

伊藤忠プランテックは、本技術開発のコーディネーション・物流を担うと共に、伊藤忠商事のネットワークを活用し、マーケットインの発想で水素燃料電池システム、水素燃料電池発電の新たなアプリケーションを発掘していきます。

本件を通して、Impact社、伊藤忠プランテック、東芝ESSは、欧州及び世界で水素バリューチェーンにおけるビジネスの拡大を目指し、脱炭素化社会の発展に貢献していきます。



水素燃料電池バス(イメージ)
東芝エネルギーシステムズなど、ポーランドのバッテリーメーカーと新型水素燃料電池システムを開発へ

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