双日、北海道苫小牧市「バイオマス専焼発電設備」の営業運転を開始

双日、北海道苫小牧市「バイオマス専焼発電設備」の営業運転を開始

双日株式会社は、日本製紙株式会社と共同で設立したバイオマス発電事業会社「勇払(ゆうふつ)エネルギーセンター合同会社」において、2020年5月より建設を進めてきた国内最大級のバイオマス専焼設備(74.95MW)の試運転を完了し、本日より営業運転を開始しました。

勇払エネルギーセンターが運営する勇払バイオマス発電所では、燃料は主に海外から調達する発電用木質チップとPKS のほか、北海道における未利用材(間伐材や林地残材等の未利用資源)を積極的に使用します。未利用材の活用は、地域の森林環境の整備を促し、北海道における林業振興や雇用創出による地域活性化に貢献します。

双日は、再生可能エネルギー事業として、国内外において太陽光発電や風力発電の事業開発・運営を、林産資源事業では、ベトナムなどで木質チップの生産や流通・販売をおこなっており、勇払エネルギーセンターでは、両分野を通じて培った知識・ノウハウを活かし、電力の安定供給ならびに地域の発展に寄与していきます。

※ PKS(Palm Kernel Shell):パームヤシ殻

(ご参考)
■ 勇払バイオマス発電所の概要
・発電事業者 : 勇払エネルギーセンター合同会社
・所在地   : 北海道苫小牧市字勇払(日本製紙白老工場勇払内)
・事業内容  : バイオマス発電による電力供給事業
・出資比率  : 日本製紙51%、双日49%
・使用燃料  : 木質チップ、PKS、国内未利用材
・発電出力  : 74,950kw (発電端)
・運転開始日 : 2023年2月2日

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