【 商船三井 】 「さんふらわあ むらさき」命名・進水式の様子
株式会社商船三井(社長:橋本 剛、本社:東京都港区)は、同社が三菱造船株式会社(社長:北村 徹、本社:横浜市西区)に発注した日本初のLNG燃料フェリー2隻のうち、2番船の命名・進水式が8月30日に三菱重工業 下関造船所 江浦工場(山口県下関市)で行われたと発表しました。
式典では、商船三井会長の池田潤一郎氏により「さんふらわあ むらさき」と命名され、続いて同船就航予定航路発着地の大阪府/大分県に縁のある、パラアスリートの中西麻耶氏により支綱切断が執り行われました。同船は、今年3月に命名・進水した「さんふらわあ くれない」の姉妹船で、2023年3月に三菱造船から引き渡しを受けた後、株式会社フェリーさんふらわあ(社長:赤坂 光次郎、本店:大分県大分市)が大阪~別府航路において運航する既存船の代替として就航する予定です。
同船は既存船に比べて、貨物輸送と旅客輸送の両面で輸送力と利便性が向上します。貨物輸送においては、トラックの積載台数を大幅に増やし、ドライバーズルームを拡充することでモーダルシフトへの対応を加速します。また旅客輸送では、客室に長距離フェリー初となるコネクティングルームを設置するほか、最先端の技術やこだわりの設計により静粛性を向上するなど、「カジュアルクルーズコンセプト」を更に拡充します。
商船三井グループは、2050年までにネットゼロ・エミッションを達成することを目指し、2021年6月に「商船三井グループ 環境ビジョン2.1」に沿って脱炭素・低炭素化実現に向けた「クリーン代替燃料の導入」戦略を推進しています。
LNG燃料は従来の燃料油に比べ二酸化炭素では約25%などのGHG排出削減効果があり、また船舶燃料として長年使用されている実績があります。同社では「今すぐ実現可能なGHG排出削減の取り組み」として、LNG燃料船の導入を進めています。2050年のネットゼロ・エミッション達成に向け、トランジションとしてLNG燃料を活用し、更なるGHG排出削減を目指しています。
なお、同社フェリー事業においては既にLNG燃料フェリー4隻を発注済で、「さんふらわあ くれない」、同船に続いて最新鋭のLNG燃料フェリー2隻を建造し、商船三井フェリー株式会社(社長:尾本 直俊、本社:東京都千代田区)が運航する大洗~苫小牧航路において、既存船の代替として2025年に就航させる予定です。今後もグループ一丸となり低・脱炭素化社会の実現に貢献していきます。
くれない/むらさき(新造船) | あいぼり/こばると(既存船) | |
乗客数 | 716名 | 710名 |
トラック積載可能数 (13m換算) |
137台 | 92台 |
航行速力 | 22.5ノット | 22.4ノット |
全長 | 199.9m | 153.0m |
総トン数 | 約17,300トン | 9,245トン |

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