大阪ベイエリアで、空飛ぶクルマの実証実験を開始

空飛ぶクルマ

関西電力は、株式会社SkyDrive(以下、SkyDrive)、東京海上日動火災保険株式会社(以下、東京海上日動)、株式会社大林組(以下、大林組)、近鉄グループホールディングス株式会社(以下、近鉄GHD)と共同で、大阪府が行う「令和3年度 新エネルギー産業 電池関連 創出事業補助金『空飛ぶクルマの実現に向けた実証実験』編」※1 に採択されました。

関西電力はこれまで、空飛ぶクルマに対する最適な充電方式の検討やエネルギーの運用について取り組んできました※2 が、本実証実験に参加し、空飛ぶクルマの実現に向けて、5社と共同で、さらに一歩踏み込んだ取組みを実施します。

具体的には、2021年10月から大阪ベイエリアにおいて、ドローンによる海上飛行実演を行うとともに、空飛ぶクルマの実機や周辺技術・サービスの展示、説明を行い、一般のモニターを対象にアンケート調査を実施します。

同社は、本実証実験を通じ、ドローン海上飛行データを用いて、開発中の空飛ぶクルマが実走した際のバッテリー消費量や最適な充電方法について分析し、今後のサービス提供に向けた検討を進めます。

関西電力は、陸・海・空のモビリティ分野の電化を推進することで、2050年のゼロカーボン社会の実現に貢献します。

※1:大阪府での空飛ぶクルマを活用したビジネス(想定する運航ルートの離発着ポイントの少なくとも一つが大阪府内にあるもの)の実現に向け、大阪府の飛行環境の検証や、運用面での課題などを検証する実証実験であって、大阪府内のフィールドを利用して実施するもの。

※2:関西電力は大阪府が2020年11月に設立した「空の移動革命社会実装大阪ラウンドテーブル」にも参画。2023年以降の事業化に向け規制改革等の様々な課題に対する対応を検討し、将来は大阪港湾エリアでの空飛ぶクルマの社会実装を目指している。

◆ 各社の役割 ◆
大林組 ・空飛ぶクルマポートのイメージ展示および調査内容作成
・物流ドローンによる建設物流実証紹介
関西電力 ・ドローン海上飛行を通じてのバッテリー消費量の分析
・最適な充電方法の検討および関連する調査内容作成
近鉄GHD ・大阪ベイエリアにおける空飛ぶクルマのサービスモデル検討
・周辺施設(海遊館)との連携に関する検討
SkyDrive ・ドローン手配および海上飛行のオペレーション
・空飛ぶクルマ展示機体の手配/関連する調査内容作成
東京海上日動 ・大阪エリアにおける社会受容性調査の全体設計/取り纏め
・空飛ぶクルマ保険の設計および開発に向けた検討

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