IHI、機械式駐車装置を省電力化・EV 用電源容量を従来の 1/8 で実現

機械式駐車装置

IHI 運搬機械株式会社(本社:東京都中央区,社長:村上 晃一)は、機械式駐車装置において、省電力で、全ての電気自動車(EV)への充電を可能とする新システムの販売を 2022 年 4 月より開始すると発表しました。

脱炭素社会の実現に向けて、政府の 2050 年グリーン成長戦略では遅くとも 2030 年半ばには、乗用車新車販売で電動車 100%の実現を目指しています。その実現には、充電インフラの拡充も併せて重要な取組みとなります。

EV の普及が加速するなか、駐車場設備での EV 充電機能のニーズも高まっています。これまでも機械式駐車装置において、複数の EV を充電することができました。しかし、新設時に全台充電対応する場合には、EV 充電台数分の膨大な電源容量を必要としていました。また、機械式駐車装置の納入後に充電設備を増設する場合、電源容量は既に決まっており、不足してしまうといった課題がありました。

これらの課題を解決するため、同社では EV を順番に充電する「省電力・EV 全台充電システム」を開発しました。同システムでは、既設の機械式駐車装置においても EV 全台充電対応を可能にします。そして、将来の EV 普及率に併せて EV 充電台数を増やすことにより、駐車場利用者の利便性と不動産の資産価値向上に寄与します。

同社は,本システムを新たなオプションとして,EV の普及推進を支え,2050 年のカーボンニュートラル実現に向けて社会に貢献します。


機械式駐車装置

IHIのホームページへ



【過去記事】個人宅|電力小売


【最新記事】 個人宅|電力小売