【DK-Power】
マイクロ水力発電システムを用いて発電事業を行うダイキン工業株式会社の子会社「株式会社DK-Power」は、八尾市高安受水場にマイクロ水力発電を導入することを発表しました。
八尾市は、大阪府の中央部東寄りに位置する人口26.3万人(2021年12月末)の中核市です。中小企業を中心に、高度な技術力と製品開発力を誇る「ものづくりのまち」です。
チャレンジやお
八尾市は、近年の低炭素社会から脱炭素社会への世界的な潮流等、地球温暖化に関わる社会情勢の変化を踏まえ、より効果的に取組を推進していくため、「八尾市地球温暖化対策実行計画(チャレンジやお)」を策定し、脱炭素社会の実現を目指しています。
「八尾市地球温暖化対策実行計画(チャレンジやお)」の中では、再生可能エネルギー設備の導入を推進し、市で使用する化石燃料を再生可能エネ ルギーに代替することで温室効果ガス排出量を削減します。また、これらのエネルギーを施設内で活用、または電力会社等へ売電することで、市域等でのエネルギー自給率の向上に寄与することが謳われています。
こうした環境政策の一環として、八尾市高安受水場において、エネルギーの有効利用を進めることを目的としたマイクロ水力発電の導入が決まりました。
高安受水場マイクロ水力発電所の概要
八尾市高安受水場マイクロ水力発電所は、上流の浄水場から高安受水場に接続する管路において受水圧力から生じる「余剰エネルギー」を活用し、マイクロ水力発電事業を行います。
平均流量は2400㎥/hで、有効落差は29mを想定しています。流量が多いので、当社発電機を4台並列で運転します。年間発電量は1012MWhを想定しています。
官民連携の「場所貸し」スキームで導入
同社は八尾市から受水場での発電所設置場所を借りた上で、マイクロ水力発電システムを設置します。マイクロ水力発電システム設置に係る初期投資およびメンテナンス費は同社が負担します。発電した電力は再生可能エネルギー固定価格買い取り制度により売電し、八尾市には施設利用料および売電利益を還元します。
八尾市は、発電場所を提供することで、費用負担することなく、官民連携で環境にやさしい再生可能エネルギーの普及を促進できるだけでなく、行政財産使用料および売電利益の還元による収入の増加を見込めます。

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