京阪バス、12月22日(水)から「電気バス」を運行開始・路線全てを電動化

京阪バス

京阪バス株式会社(本社:京都府京都市、社長:鈴木一也)、関西電力株式会社(本店:大阪府大阪市、社長:森本 孝)、ビーワイディージャパン株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長:劉 学亮)の3社は、2021年2月に電気バス導入に係る協定を締結し、電気バス運行に係る課題及び最適充電等についての研究も含め、2026年度まで実証実験を行います。

今回、その第一ステップとして、京都駅と京阪電車七条駅及び梅小路を結ぶ路線バス「ステーションループバス」の全車両(4両)を12月22日(水)より電動化し、電気バスの運行を開始します。(整備などにより通常のバス車両での運行となる場合があります。)

なお、複数台で運行する路線バスの一路線全ての車両を電動化するのは日本で初めてです。(京阪バス調べ。グリーンスローモビリティや施設内バスを除く。)

「ステーションループバス」は京阪電車の特急停車駅「七条駅」とJR京都駅および京都鉄道博物館や京都水族館などの施設がある梅小路を結節し、京阪沿線からの乗換利便向上を図ることを目的に運行しており、運行開始当初より利用者から好評を博しています。当該路線は国際観光都市京都の玄関口であるJR京都駅周辺を走行しますので、電気バスを導入することで京都市民、観光客へのカーボンニュートラルの実現に向けた機運醸成に寄与します。

電気バスは、走行時の排出ガスがなく、従来のディーゼルエンジンバスに比べ走行騒音を大幅に減少できるばかりでなく、災害時の非常用電源としての利用など様々な場面での活用が期待されています。この電気バスを世界的な観光都市であり、また世界全体での温室効果ガス排出削減の大きな一歩を踏み出すきっかけとなった「京都議定書」を採択した都市である京都で運行し、政府が掲げる2050年カーボンニュートラルの達成、脱炭素社会の実現に向けた実証実験を行い、結果を検証したうえで、国のタイムテーブルにリンクして、営業所単位での電動化を目指します。

なお、この取り組みは、京阪グループが推進する、“SDGsを実現するライフスタイル”を企画・提案する「BIOSTYLE PROJECT」の一環です。

ステーションループバス運行経路
ステーションループバス運行経路

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