西之表市公共交通「どんがタクシー」、種子島で一部車両のEV化共同実証運行を開始

EVどんがタクシー

出光興産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:木藤俊一)、種子島石油株式会社(本社:鹿児島県西之表市、代表取締役:山下眞吾)、鹿児島県西之表市(市長:八板俊輔)は、種子島における「公共交通のEV化によるサービスステーションにおけるEV関連事業」の共同実証の一環として、西之表市内全域を網羅するデマンド型乗合タクシー「どんがタクシー」の一部車両をEV化して運行する取り組みを開始したと発表しました。

今回の共同実証では、公共交通車両のEV化、ならびに種子島石油が運営するサービスステーション等における公共交通EV車両の充電を含めたEV関連事業を、今後5年間にわたり検証します。

この共同実証では、現在、10人乗りワゴン車両5台を用いて運行している「どんがタクシー」に、4人乗りEV4台を追加導入し、車両の充電を種子島石油の運営するサービスステーション等で行います。EV化によるCO2排出量削減効果、公共交通機関維持にかかる自治体の財政負担の低減効果、またサービスステーション等におけるEV充電サービスのオペレーション等を検証し、カーボンニュートラル社会の実現に向けたEV普及移行期におけるサービスステーション等での充電を含むEV関連事業モデルを実証します。

なお、今回種子島石油(株)鴨女町サービスステーション等に設置したEV充電設備は、EVどんがタクシーの充電のみならず、一般の方のEV車両充電にもご利用いただけます(有料)。

【実証における各者の役割】
・出光興産: 実証主体者。ビジネスモデル検討
・種子島石油: EV関連事業提供者・事業主体、充電器維持・管理・運用
・西之表市: 公共交通事業主体者、車両維持・管理・運用

今回の取り組みでは、主に交通・エネルギーの面に着目し、カーボンニュートラル社会の実現に資する島内モビリティの社会実装を目指して実証を行います。実証開始後に蓄積されるデータを活用し、島内の再生可能エネルギーの開発やその電力を活用した充電設備の整備などの検討を進めます。また、人口減少による空き家の増加や農業の担い手不足を補う物流面での支援など、種子島が抱える様々な地域課題の解決に向け、出光興産、種子島石油、西之表市は今後も連携して取り組みを進めていきます。


EVどんがタクシー
(左)種子島石油 山下社長、(右)西之表市 八板市長
鴨女町SS隣地急速充電スタンドにて

出光興産のホームページへ



【過去記事】 モビリティ|EV・燃料電池車など


【最新記事】 モビリティ|EV・燃料電池車など