自然電力、ブラジル太陽光発電所の運転を開始

ブラジル太陽光発電所

自然電力は、ブラジル連邦共和国パラー州にて太陽光発電所の系統接続を現地時間2022年1月17日に完了し、3月より商業運転を開始予定であると発表しました。

同発電所は、海外における再生可能エネルギー発電所の開発およびアセットマネジメント業務を手掛けるShizen International Inc.(自然・インターナショナル株式会社)の現地合弁会社シゼン・エネルジア・ドゥ・ブラジル(Shizen Energia do Brasil Ltda)とブラジルで不動産開発を行うエスパソ・イプシロン(Espaço Y)の子会社である、ファソル・リニューアブルエナジー(FazSol)が運転するものです。

同発電所は、パラー州のサン・ドミンゴス・ド・アラグアイアに位置し、Shizen Brazil にとってブラジリア以外では2件目の発電所となります。2021年8月に建設を開始した本発電所は、出力約555kWp(DC) を有します。同発電所で発電した電力は、遠隔ネットメータリングシステム(*1)を通じて、9つの州と連邦区に展開する家具・家電量販店のノーボ・ムンド(Novo Mundo)の店舗のうち、パラー州に位置する7店舗へ供給されます。

ノーボ・ムンドのファシリティマネージャーであるジョナタン・ピネイロは以下のようにコメントを述べています。

「これまで達成したすべてのことに、とても満足しています。フォローアップを惜しまず、どんな質問にも答えてくれる会社と一緒に仕事ができるのは素晴らしいことです。私たちは、企業の経費だけでなく、企業が組み込まれた環境への影響も心配しなければならない、新しい時代にいます。FazSolはこれを可能にし、私たちの店舗ネットワークに持続可能なエネルギーを使用するための支援をしてくれています。このパートナーシップは何年も続くと確信しています。」

Shizen Brazil は「青い地球を未来につなぐ」を Purpose(存在意義)に掲げ、これまでの日本国内での自然エネルギー発電所に関するノウハウを活かし、今後もブラジル国内でのニーズに応じた再生可能エネルギー発電所の普及と持続可能な社会の構築に努めます。

*1:「ネットメータリング(net-metering)」は分散型発電設備の所有者に対する電力料金の算定手法のことです。消費者は、送配電網から購入した電力の消費量から、自身が所有する太陽光発電システムの発電量を差し引くことができます。一方、発電量が消費量を上回った場合は、余剰分を次 の月に繰り越すことができます。ブラジルでは 2015 年 11 月にネットメータリングに関する法律が改正され、政府が自然エネルギーの導入を促しています。



◆ 事業概要 ◆
発電所所在地 ブラジル連邦共和国パラー州
事業主 Espaço Y および Shizen Brazil
発電出力 555kWp(DC)
着工月 2021年8月
系統接続日 2022年1月17日


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