自然電力、ブラジル 17ヶ所に 33.4MWp の太陽光発電所を建設へ

自然電力

自然電力は、海外における再生可能エネルギー発電所の開発およびアセットマネジメント業務を手掛ける Shizen International Inc.(自然・インターナショナル株式会社)の現地合弁会社シゼン・エネルジア・ドゥ・ブラジル(Shizen Energia do Brasil Ltda)とブラジルで不動産開発を行うエスパソ・イプシロン(Espaço Y)の子会社である、ファソル・リニューアブルエナジー(FazSol)が、Órigo Energiaとの間で、2022年中に17ヶ所33.4MWpの発電所をブラジル内に建設することに合意致したと発表しました。

これらの太陽光発電所は3つの地域(Distrito Federal、Minas Gerais 、Ceará)に建設され、発電された電力は遠隔ネットメータリングシステム* を通じて管理され、Órigo Energiaの顧客に供給されます。Órigo Energiaは現在、約35,000件の顧客に電力を供給しています。同契約は2021年12月31日に締結され、2022年11月までに建設を終える予定です。

尚、この17カ所の太陽光発電所の追加により、自然電力グループとEspaçoYは、ブラジルで合計25カ所の再エネプロジェクトで協働することになります。

Órigo EnergiaのCBOであるロドルフォ・モリナーリは「自然電力のような会社とのパートナーシップ構築は、当社にとって非常に重要です。この合意は”ブラジルでのクリーンエネルギーの民主化”というOrigo Energiaのミッションを実現するものです」と述べています。

Shizen Brazilのカントリーマネージャーであるブルーノ・スザートは「私たちはブラジルの再生可能エネルギーマーケットにおいて重要な役割を担うことを目指しており、このプロジェクトは当社のブラジルにおけるコミットメントの象徴的な存在です。この17個のプロジェクトの実現により、自然電力グループとEspacoYは計25ヶ所でのプロジェクトを協働したことになります。私たちは、再生可能エネルギーができるだけ多くの人々に行き渡るように引き続き再エネ事業へ投資していきます。そして、100%再生可能エネルギーによる世界を作ることは可能であるばかりでなく、すでに手の届くところにあると確信しています」と述べています。

Shizen Brazilは「青い地球を未来につなぐ」をPurpose(存在意義)に掲げ、これまでの日本国内での自然エネルギー発電所に関するノウハウを活かし、今後もブラジル国内でのニーズに応じた再生可能エネルギー発電所の普及と持続可能な社会の構築に努めます。

【発電所所在地】
◆ Distrito Federal
 ・Brasillia:4ヶ所
◆ Minas Gerais
 ・Vazante:2ヶ所
◆ Ceará
 ・Mombaça:4ヶ所
 ・Independência:4ヶ所
 ・Pedra Branca:3ヶ所

33.4MWp(17ヶ所合計)

*ネットメータリング:「ネットメータリング(net-metering)」は分散型発電設備の所有者に対する電力料金の算定手法のことです。消費者は、送配電網から購入した電力の消費量から、自身が所有する太陽光発電システムの発電量を差し引くことができます。一方、発電量が消費量を上回った場合は、余剰分を次 の月に繰り越すことができます。ブラジルでは2015 年 11 月にネットメータリングに関する法律が改正され、政府が自然 エネルギーの導入を促しています。

自然電力のホームページへ



【 過去記事 】 太陽光発電所


【 最新記事 】 太陽光発電所