九州電力と西部ガス、北九州市での最新鋭「LNGコンバインドサイクル発電所」の開発を決定

ひびき天然ガス発電所(仮称)完成イメージ図

九州電力株式会社(代表取締役社長執行役員:池辺和弘)と 西部ガス株式会社(代表取締役社長:道永幸典)は、共同で事業化検討を行ってきた北九州市響灘地区におけるLNG(液化天然ガス)を燃料とした発電所の開発を決定したと発表しました。今後、両社は、2022年度始めを目途に本計画の実施主体となる合同会社を設立し、本開発を進めます。

本発電所は、発電方式にCO2排出量が少ない最新鋭のコンバインドサイクル を採用し、カーボンフリー燃料(水素等)の活用を視野に入れた設備となっています。本発電所の開発により、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた、九州地域の発電設備の低・脱炭素化を進めることが可能となります。

※ ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた高効率の発電方式

両社は、エネルギーサービス事業を通じて、九州地域における低・脱炭素社会の実現と電力の安定供給に貢献します。



◆ 発電所の概要 ◆
建設予定地 北九州市若松区向洋町 こうようまち (ひびきLNG基地の隣接地)
開発規模 62万kW×1基
発電方式 ガスタービンコンバインドサイクル方式 (ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた高効率の発電方式)
燃料 LNG(Liquefied Natural Gas:液化天然ガス)
熱効率 約64%(低位発熱量基準)
工事開始 2023年1月予定
営業運転開始 2025年度末


ひびき天然ガス発電所(仮称)建設予定地位置図
ひびき天然ガス発電所(仮称)建設予定地位置図

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