沖縄電力など、来間島マイクログリッド実証設備の運用を開始

来間島マイクログリッド実証設備

沖縄電力は、宮古島市来間島で設置工事を進めていた来間島マイクログリッド実証設備が、2022 年 1 月 25 日に運用を開始したと発表しました。これは、沖縄電力が、株式会社ネクステムズ、株式会社宮古島未来エネルギーおよび宮古島市と共同事業体(コンソーシアム)を構成し、「地域マイクログリッド構築事業」※ に取り組んでいるものです。

地域マイクログリッド( 以下、MG )とは、地域の再生可能エネルギーを一定規模のエリアで利用するものです。

平常時においては、太陽光発電等の再生可能エネルギーと蓄電池を活用して効率的に当該エリアへ電気を供給し、災害等による大規模停電などの非常時においては、大元の送配電ネットワーク(本事業では宮古島系統)から切り離し、自立的に当該エリアへ電気を供給することを可能とする新たなエネルギーシステムです。

同事業を通した MG 技術の確立により、省エネルギー化やエネルギーコストの低減、再生可能エネルギーの真の地産地消に加え、非常時のエネルギー源確保による停電時間の短縮などに取り組むことで、社会的ニーズの高まる脱炭素化や電力レジリエンスの強化、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

※ 経済産業省資源エネルギー庁補助事業「令和2年度地域の系統線を活用したエネルギー面的利用事業費補助金(地域マイクログリッド構築支援事業のうち、地域マイクログリッド構築事業)」、「令和3年度地域共生型再生可能エネルギー等普及促進事業費補助金(地域マイクログリッド構築支援事業のうち、地域マイクログリッド構築事業)」



沖縄県 来間島
世帯数 96 世帯、人口 165 人、面積 2.8km²
島内需要電力 50kW~200kW

沖縄県・来間島

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