東北電力など、岩手県沖・浮体式洋上風力発電の実現可能性調査を開始

東北電力など、岩手県沖・浮体式洋上風力発電の実現可能性調査を開始

東北電力株式会社(本社:宮城県仙台市)と、BW Ideol(本社:仏国ラ・シオタ市)は、両社が見据える岩手県久慈市沖における商業規模の浮体式洋上風力発電の共同事業化に向けた実現可能性調査を開始したと発表しました。

東北電力は、“東北電力グループカーボンニュートラルチャレンジ2050”の達成に向けた取り組みを進めており、風力発電を主軸とした再エネ全般について、東北6県および新潟県を中心に、200万kWの開発の早期実現に積極的に取り組んでいます。

BW Ideol は、浮体式洋上風力発電のグローバルリーダーであり、ScotWindにおいてスコットランド北東部で開発権を落札した1GW近いプロジェクトを含め、すべての戦略的市場で開発事業者として商業規模のプロジェクトを急成長させてきました。

また、特許取得済みのダンピングプール®技術をはじめとした実証済みのBW Ideolの技術は、2018年から稼働しているフランスと日本の浮体式洋上風力発電プロジェクトで採用されています。

今後、両社は、岩手県久慈市沖において、BW Ideolのダンピングプール®技術を想定した各種調査を共同で進め、浮体式洋上風力発電事業の実現に向けた取り組みを通じて、再生可能エネルギーの拡大に積極的に取り組みます。

※ダンピングプール®技術
BW Ideol が特許を保有するダンピングプール®技術は、浮体の中央をドーナツ形に空洞にすることで洋上での浮体の揺れを抑制する技術で、この技術を用いた浮体式基礎は、小型でシンプルな形状のため、施工性が良く、またスチールのみならずコンクリートを材料とすることができ、製造や設置において大きなコスト優位性を有しています。

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