自動車部品・用品商社SPK、オフィス脱炭素化の実証実験で伊藤忠と協業

自動車部品・用品商社SPK、オフィス脱炭素化の実証実験で伊藤忠と協業

SPK株式会社(本社:大阪市福島区、代表取締役社長:沖恭一郎)は、伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井敬太)と協業し脱炭素化の取組みを実施すると発表しました。

昨今の日本における事業分野の脱炭素化は、太陽光発電や再生可能エネルギー由来電力の使用、営業車・配送車の電動化(EV=電気自動車の導入)等が謳われていますが、個別の方策だけでは完全な脱炭素化には至りません。特に、EVの導入においては、最適な充電設備の配置・施工、及び充電運用計画が必要となり、電力マネジメントやコスト増の懸念があるため、これらを解決するエネルギーマネジメントの仕組みが求められています。

この環境下、SPKは目指すべき将来像を示した 『VISION2030』 に基づいてSDGsの取組み強化を推進しており、この度、伊藤忠商事の持つEVの導入からオフィス全体のエネルギーマネジメントまでのワンストップサービスのノウハウに着目し協業を決定しました。

今回、伊藤忠商事より提供されるEVの社会実用性を検証すると共に、専用充電器と制御システムを組み合わせたピークシフトソリューションに加え、実質CO2フリー電力の調達、AIによる太陽光発電と蓄電池を組み合わせたオフィス全体の電力使用の最適化等のサービスを含めたコンサルテーションを受けることでオフィスの脱炭素化を目指します。

また、この実証実験を通じてSPK東京社屋の効果を測定、他拠点への導入を検討していきます。SPKは、EVを自社運用することで、昨秋、社用車として導入した電気自動車「テスラ」と共に、将来の自動車社会を見据えたEV整備部品・用品の在り方等の知見獲得を目指します。

《今回の取り組みの概要》
1)実 施 場 所 : SPK東京社屋及び駐車場
2)スケジュール : 2022年5月頃よりE Vの運用から開始
3)検 証 期 間 : 1年間を予定

《SPKの役割》
― 実証実験場所として東京社屋の提供
― EV2台を営業車・配送車として運用
― 太陽光パネル、蓄電池、充電施工等の設備投資
― 伊藤忠商事のコンサルティングに基づく脱炭素化システムとEV2台の実証実験データの提供
― EV2台の車両整備、その知見獲得(内1台はSPKグループ会社で車両整備を実施)

《伊藤忠商事の役割》
― EV2台の提供(乗用車、及び配送バン)
― EV用充電器2台(普通充電)、及び充電制御装置の提供
― 事業所屋上への太陽光パネルの設置及び既存系統電力との需給調整システムの構築
― 実質CO2フリー電力を充電に使うことで現有営業用車両(ガソリン車等)を除く完全脱炭素化オフィス構築へのコンサルティング

伊藤忠商事が提供するEV2台のラッピングイメージ
伊藤忠商事が提供するEV2台のラッピングイメージ

SPK のホームページへ



【過去記事】法人拠点|オフィス


【最新記事】法人拠点|オフィス