JERA、燃料アンモニア調達の国際競争入札を実施へ

JERA

株式会社JERAは、燃料アンモニアの調達に向けた国際競争入札を行うこととし、本日、入札条件を記載した提案依頼書を約30社に対して送付したと発表しました。

同社は「JERAゼロエミッション2050」を掲げ、2050年時点で国内外の事業から排出されるCO2の実質ゼロに挑戦しています。火力発電についてはよりグリーンな燃料の導入を進め、発電時にCO2を排出しない「ゼロエミッション火力」を追求しています。

この一環として、碧南火力発電所では、燃料アンモニアの利用に向けた実証事業に取り組んでおり、2020年代後半には、同4号機において、燃料の20%をアンモニアに転換することを目指しています。実証事業の順調な進捗を受け、並行して燃料アンモニアの調達先を検討することとし、次の内容を主要条件とする国際競争入札を実施することになりました。

買 主 JERA
供給期間 2027年度から2040年代までの長期契約
数 量 最大50万トン/年
引渡条件 FOB
その他 ・原則としてアンモニア製造時のCO2は発生しない、もしくは回収・貯留されていること
・JERAに製造プロジェクトへの参画機会があること

同社は受領した提案を評価し、今年 5月頃までに複数社を選定の上、具体的な協議を進めます。

同社は今後とも、脱炭素技術の開発に主体的に取り組むとともに、経済合理性を確保すべく努力を重ねていくことで、エネルギーの脱炭素化に貢献します。また、国内ユーティリティとの連携により商流を拡大することで、燃料アンモニアを含むグリーン燃料のサプライチェーンの構築、拡大に努めます。

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