Jパワー、自社開発の新型水車を導入

新型水車

電源開発株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 社長執行役員:渡部 肇史)は、水力発電の発電効率を高めるため、これまでの発電所運営で培ってきたエンジニアリング技術を応用し、同社独自の水車ランナ翼形状設計技術を開発しました。

流体技術を用いて水車内部の損失発生の原因と改善を追究したことにより、複雑な翼形状を最適化し、従来のメーカ設計と比較して自社設計とすることで技術的により先進的な設計とすることが可能となり、高い発電効率が得られました。

本日より、長期運転の安定性を確認するために、田子倉発電所(福島県南会津郡只見町)の所内電源を供給する水車発電機(フランシス水車、出力1500kW)において実証試験を開始しました。

実証試験後は順次、商用機となる維持流量発電などの新規建設地点および小水力の設備一括更新工事(末沢発電所、新潟県魚沼市、2024年度運転開始予定)への適用・展開を予定しています。

水力発電は、自然条件によらず一定量の電力を安定的に供給可能であり、発電時に二酸化炭素を排出しないクリーンエネルギーです。

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