北海道電力と三菱商事、道南地域の水力発電所事業でアライアンス

道南地域の水力発電所

北海道電力株式会社(本社:北海道札幌市)と三菱商事株式会社(本社:東京都千代田区)は、「道南水力発電合同会社」(本社:北海道函館市)を2021年11月に設立し、北海道道南地域において「水力発電所アライアンス事業」を実施することを合意しました。

本事業は、道南地域に位置する北海道電力所有の七飯(ななえ)発電所、磯谷川(いそやがわ)第一発電所、磯谷川第二発電所および相沼内(あいぬまない)発電所の4発電所に、北海道電力の子会社であるほくでんエコエナジー株式会社が所有する大野(おおの)発電所を加えた計5発電所のリプレースおよびリプレース後の発電事業を、道南水力発電が実施するものです。

北海道電力がこれまで培ってきた水力発電事業の知見に、三菱商事の国内外における再生可能エネルギー発電事業の知見を組み合わせることで、より効率的なリプレースおよび長期安定的な事業運営が可能となります。

今後、道南水力発電は、順次5発電所のリプレースを進め、発電事業を開始していきます。

両社は、純国産かつ地域の貴重な水資源を活用した再生可能エネルギーである水力発電を長期にわたって最大限活用し、カーボンニュートラルの実現に貢献します。



◆ 会社概要 ◆
社 名 道南水力発電合同会社
本店所在地 北海道函館市富岡町 1丁目2番1号
設立時期 2021年11月(予定)
資本金 1,000万円
出資者・比率 北海道電力株式会社:50%、三菱商事株式会社:50%
事業概要 水力発電設備の設計、建設、運転、維持・管理、電力の供給販売

◆ 各社の役割分担 ◆
北海道電力 発電所の保守運営、地元対応窓口、許認可届対応など
三菱商事 合同会社の経営管理、各種契約管理、資金調達検討・管理など

◆ 対象発電所 ◆
発電所名 七飯 磯谷川第一 磯谷川第二 相沼内 大野
出力(kW) 10,000 2,400 1,250 2,000 1,500
運転開始 1965年2月 1924年6月 1929年7月 1930年12月 1985年9月
運転停止 2024年3月 2024年3月 2024年3月 2023年3月 2023年5月
リプレース後
運転開始
2026年5月 2025年3月 2025年5月 2024年1月 2024年4月

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