【飛島建設】
飛島建設株式会社(東京都港区:代表取締役社長:乘京正弘)は、山形県米沢市内において、株式会社オリエンタルコンサルタンツ(東京都渋谷区:代表取締役社長:野崎秀則)と共同で建設を進めていた米沢大平小水力発電所の運転を2021年11月から開始したと発表しました。
飛島建設とオリエンタルコンサルタンツの両社は、岐阜県中津川市内で2箇所、長野県安曇野市内で1箇所の小水力発電所を建設し運転を開始しており、当発電所は自社発電事業として4箇所目の発電所となります。また本事業では、地域との密接なパートナーシップを構築し、新設する水圧管路を地域のかんがい用水路として共用し、既存かんがい施設の劣化箇所の入れ替えや補修をおこなうなど、地域が将来負担する水路の維持管理費を軽減するとともに、地域にお願いする発電施設の維持管理に係る委託料等は、地域の様々な課題解決に活用できるものと考えます。
現在、他の地域においても、同様に発電所の計画を進めており、今後中小水力をはじめとする地域課題の解決に資する再生可能エネルギー事業を一層推進します。
事業概要
当発電所は、普通河川である横川に地域が設けた既存のかんがい用水設備を一部更新・共用し、かんがい用水を発電用水として使用しています。当発電事業で新設する水圧管路が地域のかんがい用水路を兼ねることで、かんがい設備の再生の役割も担っています。
一方、米沢市は日本有数の豪雪地帯であり、当発電所の計画および建設においては、地域のもつ積雪への様々な知恵をお借りして対策を施しています。
すでに運転している3ヶ所の小水力発電所と同じく、地域の皆様のご賛同・ご支援をいただき建設・運転開始に至っています。
所在地 | 山形県米沢市大字大平弥次兵衛前33他 |
事業主体 | 飛島建設㈱・㈱オリエンタルコンサルタンツの共同事業 |
運転期間 | 2021年11月~2041年10月予定(FIT適用期間と同じ) |
最大出力 | 198.0kW |
年間発電量 | 113万kWh(一般家庭の350世帯数分に相当) |
設備名 | 仕 様 |
水 車 | 横軸クロスフロー水車 有効落差 96.6m、最大使用水量 0.270m3/s |
発電機 | 三相横軸誘導発電機 最大出力 198.0kW |
関連付属設備 | 入口弁、配電盤、屋外系統連系設備、無停電電源装置、水槽水位検出器、簡易型遠方監視制御装置 |
土木建築設備 | ・取水設備、導水路:既存のかんがい設備を改修整備 ・沈砂池:14.3m×2.9m×1.2m ・ヘッドタンク:RC造 4.5m×2.6m×2.9m ・水圧管路:Φ450 FRPM管+DIP管 延長1,337m ・発電所建屋:S造50.22m2 |
取水口
沈砂池
ヘッドタンク・除塵機
発電機・水車
配電盤
発電所建屋

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