関西電力、和歌山御坊バイオマス発電事業のオーナーズエンジニアリング業務を受託

関西電力「K-VaCS(ケイバックス)

関西電力は、和歌山御坊バイオマス発電合同会社から、和歌山県御坊市に開発する大型バイオマス発電事業(2025年度運転開始予定・設備容量50MW)における建設中のオーナーズエンジニアリング業務(以下、OE業務※1)を受託したと発表しました。

同事業は、木質ペレットおよびパーム椰子殻(PKS)といったバイオマス(再生可能な生物資源)を原料として発電を行い、FIT制度を活用した電力販売を計画するものです。

同社が行うOE業務は、自社の発電所運営にて培ったノウハウをもとに提供する「K-VaCS®(ケイバックス)※2」のサービスの一つとして実施するものであり、和歌山御坊バイオマスの発電プラント設備の設計から工事、試運転、運転開始までの間、安全や品質、工程、コスト管理等について、技術的なサポートを行います。

関西電力グループは、今後も多様化するお客さまニーズに寄り添い、新たな価値を提供することで、「ゼロカーボンビジョン2050」の実現および中期経営計画に掲げている「サービス・プロバイダーへの転換」の達成を目指し、更なる企業価値の向上を目指します。

※1:Owner’s Engineering の略で、事業者の補助者・代行者として、各種マネジメント業務の全部または一部を行うもの。
※2:Kansai-Value Creation Service の略で、火力発電所に係る新設プロジェクトの基本計画から運転開始後の設備運用保守管理に至る全てのステップにおいて、顧客の価値を創造する関西電力のソリューションサービス。



◆ 和歌山御坊バイオマス発電事業の概要 ◆
発電所名 和歌山御坊バイオマス発電所
場 所 和歌山県御坊市
事業主体 和歌山御坊バイオマス発電合同会社
出資会社
(出資比率順)
JAG国際エナジー株式会社(35%)
大阪ガス株式会社(35%)
SMFLみらいパートナーズ株式会社(30%)
燃 料 木質ペレット+PKS
設備容量 50.0 MW
運転開始 2025年9月(予定)

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