TJグループが建設の奈良県生駒市「木質バイオマス発電所」、NTT・住友林業などが参加

TJグループ建設の奈良県生駒市「木質バイオマス発電所」、NTT・住友林業などが参加

TJ グループホールディングス株式会社(大阪府大東市)は、奈良県生駒市に木質バイオマス発電所を建設することを発表しました。発電所運営は同社グループ会社である「株式会社BPSいこま」が行います。今回の案件は、同じく同社グループ会社であるBPS大東龍間発電所(2015年12月運転開始)に続く2号機目の木質バイオマス発電所となります。新たな発電所の建設により同社がグループ全体で取組んいる「木質資源の地産地消」のさらなる普及をめざします。

また今回の計画では、再生可能エネルギーの拡大・普及に賛同した 6 社の企業が匿名組合出資を実行する予定です。

〈本事業参入の背景〉

TJグループは、これまで子会社である株式会社都市樹木再生センター(木質廃棄物・山林未利用材の再生処理事業会社)、株式会社 BPS 大東(木質バイオマス発電事業会社)、株式会社グリーンパワー大東(小売電気事業会社)がそれぞれ近畿圏において発生する山林未利用材・木質廃棄物の資源化、木質バイオマス発電、FIT 電力の供給と、木質資源の地産地消の普及をめざした事業展開を行っていましたが、2050 年の脱炭素化社会構築に向け、さらなる再生可能エネルギーの普及とカーボンゼロ社会達成に寄与するべく、非 FIT 電力を主体とした発電事業に参入することを決定しました。

〈本事業の特徴〉

建設予定の BPS いこま北田原発電所は発電出力 9,980kW、年間発電量約 8,100 万 kWh(一般家庭約 2 万世帯分の年間電力使用量に相当)を予定しており、そのうち約 75%を再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT 制度)に頼らない非 FIT 電力としてカーボンゼロシティの実現を目指す自治体の公共施設や民間企業に供給します。またこの非 FIT 電力発電の意義に 賛同した 6 社の企業より匿名組合出資を受けて運営する予定です。

〈会社概要〉

1.商 号:株式会社 BPS いこま
2.本店所在地:大阪府大東市大字龍間 1266 番 5
3.代表者名 :東野 隼士
4.設 立 日:平成 25 年 2 月 20 日
5.資 本 金:7,300 万円
6.事業内容:木質バイオマス発電事業
7.匿名組合出資先
  ・NTT アノードエナジー株式会社
  ・住友林業株式会社
  ・株式会社長谷工コーポレーション
  ・東京センチュリー株式会社
  ・フォレストエナジー株式会社
  ・株式会社モリショウ


〈発電所概要〉

1.建設場所 : 奈良県生駒市北田原町 55 番 2 他
2.敷地面積 : 約 20,000 ㎡
3.発電規模 : 9,980kw (※ 住友重機械工業株式会社製 BFB ボイラを採用)
4.稼働予定日: 2025 年 4 月(予定)

TJグループ建設の奈良県生駒市「木質バイオマス発電所」、NTT・住友林業などが参加

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