米国ペンシルベニア州ガス火力発電の商業運転開始

ペンシルベニア州

関西電力は、米国において、天然ガス火力発電所「ヒッコリーラン発電所」の建設および運営を行うことを目的として、伊藤忠商事株式会社グループならびにシーメンスグループと3社で、2017年に共同出資を行いました。

同発電所は、米国ペンシルベニア州に位置する合計出力100万kWのガスタービンコンバインドサイクル方式の発電所であり、関西電力が北米で開発段階から参画する初めてのプロジェクトです。

その後、3社で建設を進めてきた同発電所が、商業運転を開始しました。

関西電力は、火力発電所の技術者を現地に派遣し、適宜、建設現場の品質・工程監査等の面で寄与し、プロジェクトの完工を迎えました。同発電所は、北米最大の電力市場であるPJM(Pennsylvania-New jersey-Maryland)を通じた電力供給を行います。なお、同発電所を含めた海外事業における関西電力の持分容量は合計260.6万kWとなります。

北米においては、電力需要の増加や脱炭素化の流れから環境負荷の小さい天然ガス火力や再生可能エネルギー電源の競争力向上が見込まれています。関西電力は北米を海外電力事業の重要市場の一つと位置づけており、今後も積極的な事業拡大を進める予定です。



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