【大阪ガス】
大阪ガス株式会社(社長:藤原正隆、本社:大阪市中央区)は、同社の100%子会社の Daigasエナジー株式会社(社長:井上雅之、本社:大阪市中央区)が 東洋紡株式会社(社長:竹内郁夫、本社:大阪市北区)の岩国事業所内に設置の火力発電所(山口県岩国市、1972年竣工、10,480kW)の燃料を石炭から天然ガスおよびRPF*1 へ更新する工事に着工したと発表しました。新設する発電所は2023年10月に運転開始の予定です。
なお、本件は、経済産業省の「令和2年度 省エネルギー投資促進に向けた支援補助金(エネルギー使用合理化等事業者支援事業)」*2 に採択され、東洋紡と共同で実施するものです。
本件では、岩国事業所内に、天然ガスとRPFを燃料とし、省エネ、低炭素化に資する高効率発電システムをエネルギーサービス契約*3 により新設し、電気と熱を供給します。新設する発電所により、脱石炭の実現と本システムから発生する高温排ガス、LNGの冷熱を有効利用する省エネ制御を行うことで、年間約8.0万トンのCO2排出量を削減し、環境負荷の低減に貢献します。
Daigasグループは、これまでの天然ガス利用拡大の取り組みに加えて、メタネーション*4 などによる都市ガス原料の脱炭素化、再生可能エネルギー導入を軸とした電源の脱炭素化によって、「2050年のカーボンニュートラル実現」を目指しています。
Daigasエナジーでは、産業用・業務用のお客さまがモノづくりの現場で抱える課題や潜在的ニーズを、あらゆる角度から洗い出し、お客さまとともに課題解決策を共創し、地域・社会に貢献する最適なサービスを提供しています。
今後もグループ全体でカーボンニュートラル実現に向けた技術・サービス開発を行い、お客さまとともに地球規模での環境貢献に寄与する取り組みを推進し、暮らしとビジネスの“さらなる進化”のお役に立つ企業グループを目指します。
(*1):Refuse derived Paper & Plastic densified Fuelの略。古紙および廃プラスチック類を主原料とした固形燃料。
(*2):事業者が計画したエネルギー使用合理化の取組のうち、省エネルギー性能の高い設備の導入に要する経費の一部を補助する事業。
(*3):エネルギー設備をお客さまに購入いただくのではなく、Daigasエナジーがお客さまの敷地内に設備を持ち込み、お客さまのイニシャルレスを実現することができる契約。本件では、三井住友ファイナンス&リース株式会社が設備を保有し、Daigasエナジーがリースを受けた上でお客さまにエネルギー加工サービスを実施。
(*4):水素とCO2から都市ガス原料の主成分であるメタンを合成する技術。
事業者 | 東洋紡、Daigasエナジー |
設置場所 | 東洋紡 岩国事業所内(山口県岩国市灘町1番1号) |
設置機器 | 高効率ガスタービン発電システム、RPFボイラ、パッケージボイラ、蒸気タービン、LNGサテライト設備 |
発電出力 | 16,420kW (既設蒸気タービン 2,880kW含む、発電所全体の出力) |
想定CO2削減量 | 約8.0万トン/年(2013年度比) |

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