JERA、長期計画停止中の千葉県・袖ケ浦火力発電所1号機の運転を再開

JERA

株式会社JERAは、長期計画停止中の袖ケ浦火力発電所1号機を今月中旬から運転再開することを発表しました。

袖ケ浦火力発電所1号機は、経年劣化が進み設備利用率が低下していたため、同社は、2021 年度に、電力広域的運営推進機関の発電設備等の情報掲示板を活用し、小売事業者への販売を模索しました。しかし、申込がなく契約には至らなかったことから、本年4月より、同ユニットを長期計画停止としました。

一方で、同社は、本年3月16日に発生した福島県沖を震源とする地震等に起因する電力需給ひっ迫を受け、電力の安定供給確保のため、同ユニットの活用可能性を見据え、短期間で運転再開できるよう準備を進めてきました。

今回、小売事業者から電力供給の申出を受けて協議した結果、合意の見通しが得られたことから、同ユニットの長期計画停止を解除し、4月中旬から9月中旬までの間、運転することになりました。

同社は同ユニットの運転再開準備を進めるとともに、関係者の協力のもと、電力の安定供給に全力で取り組みます。



◆ 袖ケ浦火力発電所1号機の概要 ◆
所在地 千葉県袖ケ浦市中袖2-1
出 力 60万kW(発電端)
燃 料 LNG
方 式 コンベンショナル方式
運転開始 1974年8月(2022年4月から長期計画停止)

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