イーレックス、実証型の水素専焼発電所「富士吉田水素発電所」の運転を開始

水素専焼発電所「富士吉田水素発電所」

イーレックス株式会社(本社:東京都中央区京橋、代表取締役社長 本名均)は、2021 年 11 月より山梨県富士吉田市において建設を進めていた実証型の水素発電所が、4月6日より連続運転を開始すると発表しました。

脱炭素社会の実現に向け不可欠なエネルギーであると言われている水素を燃料に、水素専焼の発電所として実証運転を開始することは、カーボンニュートラルの実現に向け大変意義のあることと同社は考えています。

同発電所は発電出力 320kW(270 Nm3 /h:水素量)の発電を行うものであり、Hydrogen Technology 株式会社(以下、「HT 社」)が水素の供給を行い、イーレックスが発電所運営を行います。

同実証運転では、HT 社がこれまで研究してきた火成岩と水を反応させて水素を製造・供給、イーレックスは発電所運営の経験を活かし、連続的で安定した CO2を排出しない電力を供給します。なお、同発電に使用する水素は、製造過程においても CO2 を発生しない極めてクリーンなエネルギーです。

今回の実証運転は、①連続性の確認、②コスト低減を図る事を目的としており、次のステップとして、HT 社と共同事業で更なる大型水素実証設備(1500 Nm3 /h:水素量)の建設検討を進めます。今後は、水素専焼発電に加え、水素ステーション、ケミカルビジネスとしての水素利用を目的に検討を継続し、脱炭素社会においての水素事業の可能性を追求します。

同社は「再生可能エネルギーをコアに電力新時代の先駆者となる」という経営理念のもと、カーボンフリーな水素社会の実現のためにあらゆる角度から挑戦をします。今後とも、CO2 削減を企業の方針として掲げ、経済合理性を確保すべく努力を重ねていくことで、国内外の脱炭素社会の実現に貢献します。



◆ 発電所概要 ◆
発電所名 富士吉田水素発電所
事業運営会社 イーレックス株式会社
所在地 山梨県富士吉田市新屋 1661-5
敷地面積 約 225 ㎡
発電出力 320kW
燃 料 水素
実証運転開始日 2022 年4月6日

イーレックスのホームページへ





【 過去記事 】 火力発電所


【 最新記事 】 火力発電所