静岡ガス&パワー、出力15,600kWのガスエンジン発電設備を富士発電所に増設

静岡ガス&パワー、出力15,600kWのガスエンジン発電設備を富士発電所に増設

静岡ガス株式会社(代表取締役 社長執行役員 岸田裕之)は、同社のグループ会社で、電力事業を展開する静岡ガス&パワー株式会社(代表取締役 取締役社長 上木敏)が運営する静岡ガス&パワー富士発電所※1 において、最大出力が合計15,600kWとなるガスエンジン発電設備2基の増設工事を行うと発表しました。2022年8月に着工、2023年度中の運転開始を予定しています。

同発電所の発電能力は、出力17,010kW の既存設備と合わせ最大32,610kW となります。電力調達における自社発電比率を向上させ、電力の安定供給と調達コストの低減化・平準化を図ります。発電した電力は静岡ガスグループが提供する「SHIZGASでんき※2 」として地域の顧客に販売します。

静岡ガスグループは、再生可能エネルギー電源の開発を進めると同時に、地域内で電力を相互融通するエネルギーネットワークの構築を目指しています。再生可能エネルギーは天候によって出力が不安定に変動しますが、機動性に優れたガスエンジン発電を有する同発電所が、電力ネットワーク内における電力需給の調整役を担います。

今後も安定的にエネルギーを供給する体制を強化するとともに、脱炭素社会を見据えた取り組みを推進し、持続可能な社会の実現と地域社会のさらなる発展に貢献します。

※1 所在地は静岡県富士市蓼原。2016年4月から運営開始。既存の発電設備はガスエンジン発電2基、ガス差圧発電2基。ガス発電以外の電源として、地域の工場が発電した際の余剰電力を調達するなど、電力の地産地消を推進。
※2 2016年4月から販売開始。2022年4月末時点の顧客数は約7.8万件。

今回増設するガスエンジン発電設備

メーカー 川崎重工業株式会社
機 種 カワサキグリーンガスエンジン KG-18-T
出 力 7,800kW/基
発電効率 51.0%

静岡ガス&パワー、出力15,600kWのガスエンジン発電設備を富士発電所に増設

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