【日本郵船】
日本郵船は、同社が運航する大型ばら積み船「FRIENDSHIP」が、世界的な鉱業会社であるアングロ・アメリカン社向けの貨物輸送で、バイオ燃料を使用した試験航行を実施したと発表しました。日本郵船グループによるバイオ燃料での試験航行はこれが4回目であり、アングロ・アメリカン社との協業は2回目となります。
バイオ燃料は、再生可能な生物由来の有機性資源(バイオマス)原料にする燃料で、燃焼する際の二酸化炭素(CO2)排出量は実質ゼロとみなされるため環境負荷の低い次世代燃料として注目されています。(注)
同船「FRIENDSHIP」は、トタル・エナジーズ社の船舶燃料供給部門であるトタル・エナジーズ マリンフュエルズの協力のもと、2022年1月にシンガポール港の港湾水域でバイオ燃料を補油し、積地の南アフリカ・サルダナ ベイまでの航程及びサルダナ ベイからシンガポール港までの航程で使用しました。
日本郵船グループは外航海運事業における温室効果ガス(以下、GHG)排出量削減の長期目標を「2050年までのネット・ゼロエミッション達成」と掲げており、バイオ燃料を重油に代わる有効な船舶用燃料の一つとして位置づけ、積極的に試験航行を実施しています。
同社グループは、ESGの経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた、「NYKグループ ESGストーリー」を 2021年2月3日に発表し、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を進めています。同社グループのESG経営を力強く推し進めるべく、今後もバイオ燃料をはじめとする環境負荷の低い次世代燃料を積極的に導入し、「Sustainable Solution Provider」として新たな価値創造を推進します。
(注)バイオ燃料は燃焼時に二酸化炭素(CO2)を排出するものの、原料となる植物はCO2を吸収してバイオマスを再生産するため、直接燃焼におけるCO2排出量は実質ゼロとみなされることから、「カーボンニュートラル」を実現する化石燃料の代替物として注目されています。

2022/4/14

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