九州電力送配電、2021年1月に生じたインバランス収支調整の特別措置を実施へ

九州電力送配電

九州電力送配電株式会社は、2021年1月のスポット価格の高騰に伴い生じたインバランス収支の取扱いについて、国の審議会における取りまとめのとおり、将来の託送料金から定額を差し引くことで調整を行う特別措置を講じるよう、2022年1月11日に経済産業省から要請を受けていました。この要請を踏まえ、2022年1月27日に「託送供給等約款以外の供給条件」を経済産業大臣に申請し、本日、認可を受けたと発表しました。

1 特別措置の内容
2021年1月においてインバランス料金単価(注)が200円/kWhおよび市場価格の水準を超えた部分の負担額に応じて、小売電気事業者の将来の託送料金から毎月定額を差し引くことで調整を行います。

注 小売電気事業者が電力広域的運営推進機関へ提出した日々の需要計画と需要実績の差分を「インバランス」といいます。需要と供給を一致させるために、インバランスについては、一般送配電事業者が補給等をおこなっており、当該補給等に係る料金単価を「インバランス料金単価」といいます。

2 適用対象の事業者
2022年2月15日から3月15日の間に同社へ申込みをした小売電気事業者(インバランス料金を支払い期日までに支払い済みの場合に限ります)

3 適用期間
2022年4月分から原則として9月分まで(6か月間)

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