量子水素エネルギーを利用した産業用ボイラの共同開発契約を締結

三浦工業

三浦工業株式会社(本社:愛媛県松山市、代表取締役:宮内大介)と株式会社クリーンプラネット(本社:東京都千代田区、代表取締役:吉野英樹)は、次世代クリーンエネルギーとして量子水素エネルギー を利用した産業用ボイラの共同開発契約を締結しました。

持続可能な社会の実現のためには、地球環境に影響を与える温暖化ガスの排出量の削減が求められます。2050年までのカーボンニュートラル、世界的な脱炭素社会の実現に向けて、まず2030年までの各国における脱炭素を実現する取り組みが喫緊の課題となっています。 

クリーンプラネットは、重要な社会インフラであるエネルギー産業において革新的イノベーションを創出するために、「安全、安定、安価」なクリーンエネルギーである量子水素エネルギーの研究開発に取り組んできたベンチャー企業です。現在、世界的に注目を集めている量子水素エネルギーには、米国IT業界大手の参入に見られるように、各業界を代表する大手企業や投資家が本格参入を開始しています。その中で、クリーンプラネットは、東北大学との共同研究部門で先駆的な研究開発を重ねており、2021年4月には、量子水素エネルギーによる1キロワットの熱エネルギー放出のための実用化開発に着手しました。

三浦工業は、「熱・水・環境の分野で、環境に優しい社会、きれいで快適な生活の創造に貢献します」という企業理念を掲げ、クリーンエネルギーを活用した脱炭素社会の実現に取り組んでいます。2017年に運転時のCO2排出がゼロとなる水素燃料の貫流蒸気ボイラを発売、2021年5月には、水素燃料を使用する蒸気ボイラとしては、全国の自治体で初めて「東京都低NOx・低CO2小規模燃焼機器」として認定を受けました。2019年5月にクリーンプラネットに出資を行って以降、両社でクリーンエネルギーの実用化に向けて、共に歩んでいます。

今般の共同開発契約締結により、両社の知見、技術を活かし、画期的なクリーンエネルギーである「量子水素エネルギー」を利用したボイラの本格的な開発を推進します。量子水素エネルギーによる莫大な熱エネルギーを活用するボイラの開発は、各産業界における脱炭素社会の実現に向けて、大きな役割を果たす取り組みとなります。

※量子水素エネルギーとは
水素を使って、都市ガスの10,000倍以上という莫大なエネルギー密度をもたらす次世代のクリーンエネルギー技術です。地球温暖化の要因となる二酸化炭素(CO2)や生物に有害な放射線などを放出しないことから、再生可能エネルギーのさらなる次代を担う「安全、安定、安価」なクリーンエネルギーとして、世界中で注目されています。

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