関西電力送配電など3社、パプアニューギニアの「電力系統計画・運用能力向上プロジェクト業務」を受託

パプアニューギニア

関西電力送配電株式会社、株式会社ニュージェック、およびシードおきなわ合同会社は、独立行政法人国際協力機構(JICA)から、「パプアニューギニア国電力系統計画・運用能力向上プロジェクト」業務を受託し、1月14日に契約を締結したと発表しました。

太平洋上の島国であるパプアニューギニア独立国は、電力供給が安定せず停電が頻発している状況であり、経済活動や公共サービスの品質向上等に大きな支障となっています。

これは、計画的な電力系統設備の構築や送電線・変電所の適切なメンテナンスができておらず、また、電力系統の異常を検出するシステムが整備されていないことなどに起因しています。

同業務は、系統計画策定や送電線・変電所維持管理、大規模停電を防ぐための設備の設定に関する技術支援を通じて、同国の電力供給の安定と電力品質の向上に寄与することを目的としています。

今後3社は、それぞれの知見と技術力を活かし、パプアニューギニア国の電力システムにかかる課題解決に貢献します。



◆ 業務概要 ◆
体 制 関西送配電、ニュージェック、シードおきなわによる共同実施
対象地域 パプアニューギニア国全土
期 間 2022年1月~2025年1月(約3年)
業務内容 系統計画策定能力の強化
送電線・変電所の維持管理能力の強化
大規模停電を防ぐための設備の設定を正しく行う能力の強化
役 割 [関西送配電] 業務主任者・系統計画/系統連系技術/経済・財務分析/送電(保守管理)/機材試験・評価/系統連系技術補助・業務調整
[ニュージェック] 変電(保守管理)
[シードおきなわ] 大規模停電を防ぐための設備の設定/人材育成・研修

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