九州電力送配電、50万ボルト日向幹線の運用を開始(大分~宮崎)

九州電力送配電、50万ボルト日向幹線の運用を開始

九州電力送配電株式会社は、同社が2014年から建設を進めてきた50万ボルト日向幹線が、設備を使用するために必要な検査に合格し、運用を開始したと発表しました。

送電線の更新工事を実施する場合、1回線ずつ長期に及ぶ線路停止が必要ですが、これまで同社の50万ボルト系統は、九州北部と南部を結ぶ送電線が1ルート(2回線)で構成されており、万が一系統事故が発生した場合は、広範囲な供給支障に至る可能性がありました。そのため、この対策として50万ボルト日向幹線が新たに建設されました。

これにより、九州南北の50万ボルト系統がループ化され、高い供給信頼度を確保しながら、九州域内送電設備の更新工事を実施できるようになりました。

同社は、安定した質の高い電気をお客さまにお届けし、安心してお使いいただくため、今後も適切な設備の建設維持管理、及び安全かつ効率的な運用に取り組みます。



送電設備概要
電圧・線路名 50万ボルト 日向幹線
回線数 2回線
区 間 自:東九州変電所(大分県臼杵市)
至:ひむか変電所(宮崎県児湯郡木城町)
通過地 大分県:臼杵市、佐伯市
宮崎県:延岡市、美郷町、門川町、日向市、西都市、木城町
こう長・支持物 124km 鉄塔291基

変電設備概要
開閉設備 東九州変電所 、 ひむか変電所
電圧・回線数 50万ボルト 2回線


九州電力送配電、50万ボルト日向幹線の運用を開始
大分県臼杵市 №25 鉄塔付近

九州電力送配電、50万ボルト日向幹線の運用を開始
大分県臼杵市 東九州変電所

九州電力送配電、50万ボルト日向幹線の運用を開始
宮崎県木城町 №271 鉄塔付近

九州電力送配電、50万ボルト日向幹線の運用を開始
宮崎県木城町 ひむか変電所

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