地熱バイナリー発電、森バイナリーパワー合同会社を設立

森バイナリー

北海道電力は、JFEエンジニアリング株式会社(本社:東京都千代田区)および東京センチュリー株式会社(本社:東京都千代田区)とともに、「森バイナリーパワー合同会社」(本社:北海道札幌市)を設立し、北海道茅部郡森町において「地熱バイナリー発電事業」を実施すると発表しました。

本事業は、北海道電力の森発電所(定格出力:2.5万kW、地熱)で発電に利用した後に地下に戻す熱水(還元熱水※1)が持つ熱エネルギーを、バイナリー方式※2により有効活用して発電するものです。

本合同会社は、発電した電気を再生可能エネルギー固定価格買取制度を利用して北海道電力ネットワーク株式会社へ売電します。

今後、「森バイナリーパワー合同会社」は、2023年11月の営業運転開始に向けて、「森バイナリー発電所」の建設工事を進めます。同社は森発電所と一体的な運用を行い、参画会社と協力しながら本発電所の安定運転に努めます。


※1 地熱発電は、地下深部から高温・高圧の蒸気・熱水をくみ上げ、発電に利用し、使い終わった熱水は井戸を通じてまた地中へ戻します。この地中へ戻す熱水を還元熱水といいます。

※2 地熱資源(蒸気・熱水)を熱源として水より沸点の低い媒体を蒸発させ、その蒸気でタービンを回し発電する方式です。

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