森バイナリーパワー合同会社、事業運営を開始

森バイナリーパワー

北海道電力株式会社(代表取締役社長:藤井 裕、本店:北海道札幌市、以下「北海道電力」)、JFEエンジニアリング株式会社(代表取締役社長:大下 元、本社:東京都千代田区、以下「JFEエンジニアリング」)、および東京センチュリー株式会社(代表取締役社長:野上 誠、本社:東京都千代田区、以下「東京センチュリー」)の3社は、共同で北海道茅部郡森町において地熱発電事業を行うことを目的に「森バイナリーパワー合同会社」(本社:北海道札幌市)を設立し、工事計画の検討に着手したと発表しました。

同事業は、北海道電力が保有する森発電所(定格出力:2.5万kW、地熱)の還元熱水※1に含まれる未利用熱エネルギーを、バイナリー方式※2により有効活用して発電するもので、営業運転の開始は2023年11月の予定です。

38年にわたり森発電所を運営し、地熱発電所の運転実績・経験が豊富な北海道電力、全国に多数の地熱発電所設備を納入した実績を有するJFEエンジニアリングおよび、「金融×サービス×事業」を融合したビジネスを展開し、数多くの再生可能エネルギー事業を手掛ける東京センチュリーによる初めての共同事業となります。

森バイナリーパワー合同会社は、周辺環境に配慮した運営に努めるとともに、持続可能な純国産の再生可能エネルギーである地熱発電による電気を安定的にお届けすることで、カーボンニュートラルの実現に貢献します。


※1 地熱発電では、地下深部から高温の蒸気・熱水をくみ上げ、このうち蒸気はタービンを回して発電に利用し、熱水は井戸を通じてまた地中へ戻します。この地中へ戻す熱水を還元熱水といいます。

※2 地熱資源(蒸気・熱水)を熱源として水より沸点の低い媒体を蒸発させ、その蒸気でタービンを回し発電する方式です。

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